レゴの組み立てで起業?好きを仕事にするためのポイント

好きなことで起業する

世の中、いろんな変わったビジネスをやっている人がいる。このビジネスもその1つで、かなり変わった部類に入るのではないかと思う。その人は子供の頃から好きだったというあることを事業にして、売上高5兆円規模の大手企業を辞めた。

彼が手がけているのは、なんとレゴ。ブロックのレゴを組み立てることが大好きで、様々な依頼をもとにレゴを組み立てているらしい。学生の頃から依頼を受けて製作をしており、会社員時代も非常に人気があったようで、注文は殺到。まだ5月だが、年内の仕事はすでにいっぱいだ。

ネタ元のHRナビによると、会社の仕事も好きだったようで、独立は悩んだそうだが、決断したようだ。好きなことをやって生きる人の実例として非常に素晴らしいと思える。

好きなことをやれる人なんて特別?

レゴで起業した三井さんの作品
写真:HRナビ

これが彼の作ったレゴの一つ。TVチャンピオンで準優勝したようだ。

人によっては、うまくいくなんて一握りだから、こうした特別な人の真似をすると失敗して路頭に迷う。なんて思うかもしれない。

確かにそうした面もあると思うし、現実を無視した行動は破綻につながりやすい。起業しても数年でなくなる会社なんてザラだし、今までにどれだけの数の店がつぶれたか分からない。

それに、うまくいく保証なんてないし、安定することも大事だろう。もはや大企業だからといって安定とは言いがたいが、個人よりは断然安定している。できるだけ、危険を冒さずに生きるのもいいと思うが、あなたはどう考えるだろうか。

安定をとるのもいい

私の父親は別に大きな夢を持っていたわけではなかった。本が好きで古本屋をやりたいと思いはあったようだが、高校を卒業して就職して40年近く工場で働いた。会社は残り3年で定年というところで破綻してしまったが、ずっと真面目に働いていた。

おかげで裕福ではないにしても、これといった苦労をすることなく、高校大学と進学させてもらえたのは感謝しかない。これは、父親が安定を重視してくれたからこその結果と言えるかもしれない。

もちろん、自分で事業をやりながら子育てする人だっているので、会社勤めが正しくて起業はよくないなんてことはない。自分にとってどうか、なので。やりたくもないことを無理矢理会社でやっていて体調を崩してしまったら、まったく安定ではないし。

自分で決めるしかない

結局のところ自分がどうしたいか?によるわけだ。安全策をとってできるだけ不安を感じずに過ごすのもいいと思う。やりたいことを追求することもいいし、やりたいことも安定も両方とると考えるのもいい。

どうせ、実現させるのは自分だし、どれも前例がある。自分の思いや、当たり前、簡単だと思うことが実現していく。ただ、私を含め、これを読んでいる方は好きなことを追求したいという人が多いと思う。そこで、私なりに思う好きなことを仕事にするためのポイントを。

好きなことでうまく行くには

何にせよ、考え方や姿勢が重要。

好きなことをやっていようとも、イヤなことをやっていようとも、いずれにしても問題は発生する。どんなに成功しているように見える人でも、何かしら問題が起こり、それを解決しながら前に進んでいる。だから、問題に立ち向かえるか?という考えや姿勢がとても重要だ。

そのためにも、好きなことをするのがいいという話なのだが、考え方も重要。ちょっと壁ができたくらいで諦めてしまうようなメンタルでは、おそらく好きなことも続かない。

注目したいのは、冒頭の三井さんが会社の仕事も好きだったと発言していることだ。レゴとは似ても似つかぬ仕事内容なのに好きだったというのだ。

彼のことはよく知らないので、勝手な推測だが、物事に対して積極的に取り組める人なのかなと思える。つまりは、不平不満に目が行くのではなく、どうしたらいいか?という前向きな見方ができる人なんじゃないかと。

この姿勢は、起業してうまく人の特徴でもあるので、好きなことをやる上でも必要だろう。

苦痛から逃れることと好きは違う

何かをしたいというよりも、今の苦痛から解放されたいという思いが強い人もいるだろう。私がそうだったからよく分かる。

だが、注意したいのは、苦痛から逃れることとはまた別だということ。苦痛から逃れたいという思いが悪いとは言わないが、達成できても空しくなるだけ。

私が会社を辞めたときがそうだ。世界を旅して楽しい思いをして日本に帰ってきたとき、何もすることがなく、空しさを感じた。確かにもうやりたくもないことをやる必要はなかった。

そうか、人生は苦痛から逃れるためにあるんじゃなくて、楽しむためにあるんだよな、と当時は思った。だから、自分の好きなこと、情熱を持てること、自分の想いがあることをやるのが一番いいと考える。

身近にいた好きを仕事にしている人

ちなみに、私の父親は今、古本屋をやっている。昔からやりたいと思っていたことを諦めきれずに、結局やったわけだ。古本屋といっても店舗をもっているわけではなく、アマゾンで売っているだけではあるが。古本屋で仕入れるので、必要ないのだが古物商の許可もとっている。本人はそれで満足していてとても楽しそうで、母親と一緒に本の仕入れがてらドライブしている。

ただ、好きなこととはいえ、問題はよく起こる。特にPC操作が分からないことから来る問題が多い。私によく電話してくるし、実家に帰るとパソコンのことをよく聞いてくる。近所の電気屋に電話して操作を聞くこともあるようだ。

諦めずに好きなことをやろうという姿勢は本当に素晴らしいと思える。正直、子供の頃はまったく尊敬なんてできなかったけれど、今は偉大な父親に思える。

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From:@ksaito54 三軒茶屋のスタバより

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