Macの親指シフトでパスワードや半角英数字の入力がおかしくなるときの対処法

Macの親指シフトでパスワード入力がおかしくなる

親指シフトでパスワードを入力しようとしたら挙動がおかしい。何度正しいパスワードを入力してもNGではじかれてまう。IMEは半角英数字になっているし、一体何だ?ということはないだろうか?

私は、親指シフトにして1ヶ月くらい経過したときにそれが起こった。パスワードの文字は伏せ字になっているので、何が入力されているかは目視できないが、よく見てみるとやたら文字数が多いことに気がついた。そこで試しにユーザー名の欄に文字を入力してみると、何が起こっているかが判明した。

親指シフトでパスワード入力がおかしくなる原因

以下の画像のように、IMEが半角英数字になっているのに、全角入力時の動きになっていたことが分かった。どうも自分で明示的に全角・半角を切り替えずに、システム側で全角から半角に切り替えてしまうと、全角のときのキー入力のまま、半角英数字で文字が入力されてしまうようだ(※)。

なので、以下の画像のように「adobe」と入力すると、親指シフトの配列(NICOLA配列)では、それぞれ「うてつへた」に相当するキーなので、そのローマ字表記である「utetuheta」と入力されてしまう。

Macの親指シフトでパスワード入力がおかしくなる

※注
「全角のときのキー入力のまま、半角英数字で文字が入力されてしまうようだ」という表現にピンと来ない、なんだかよく分からないという場合は、Macにおける親指シフトの日本語入力動作の仕組み、という記事を参考にどうぞ。Macの親指シフトでどんな入力がされているのかその仕組みを解説しています。

対処法

というわけで、この不具合というか変な動作を何とかするには、アプリケーションをインストールする前に、IMEを半角英数字にすればいいことになる。根本から回避できるようになればいいが、その方法は検討がつかないので、パスワードを求められる前に、全角から半角にしておくというのが対策になる。

他にも、VMware Fusionでも同様な現象が起こる

VMware Fusionにて親指シフトの不具合

今回はFlash Playerのインストール時のパスワード入力がおかしくなってしまったが、他のアプリケーションでも当然起こる。似たようなケースだとMicrosoft Office。アップデートの指示がきたときに日本語入力だと、パスワード入力がおかしくなってしまう。

あとは、VMware Fusionを使っている場合も同じような現象が発生する。VMware Fusionを立ち上げてWindowsを操作しているときに、MacのIMEが全角の日本語入力だと、Windows内での入力が今回のパスワードと同じような状況になり、半角英数字がまともに入力できない。一方、全角の日本語なら親指シフトで入力できるので、便利ではある。半角英数字が使えないのは致命的だが。

VMware FusionでWindowsを動かす際にも、事前にMac側のIMEを半角に切り替えておく必要がある。あくまでMacでキー入力のイベントを拾ってVMware Fusionを通してWindowsにキーを送っているので、Windowsのキー入力は、Mac側のIMEの設定に左右されるということだ。

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