13歳の女の子が宇宙ロケット発射に成功した映像がすごい

13歳の女の子が宇宙ロケット発射に成功した映像がすごい

ロサンゼルスの学校に通う13歳の女の子。一見すると普通だが、なんとロケットを自作して宇宙まで飛ばすことに成功した。ロケットといっても、乗組員はキティちゃんという小型のロケットだが、それでも宇宙まで飛ばしたのは事実。ロケットに搭載された映像が宇宙まで行ったことを伝えてくれている。

まさか中学生がこんなことをやってしまうなんて驚きだ。一体どうやって?そのときの映像は?

どうやって13歳の女の子がロケットを打ち上げた?

先日、アーティストのスプツニ子!さんの講演を聞いたときに知った「HELLO KITTY IN SPACE」。アメリカに住む13歳の女の子のつくった映像だ。

そこに映された女の子(Lauren Rojasさん)は何やら発泡スチロールの箱を加工している。ドリルで穴を開け、アクリル板で固定された4つのカメラを取り付ける。銀色のテープを箱の周りに貼り付け、加工を続ける。

13歳の女の子がロケットを打ち上げる
Lauren Rojasさんがロケットを制作している様子(画像はYouTubeの映像より)

彼女が外に出ると、白い大きな風船に気体を注入し始めた。そして、その風船を空に向かって掲げた。風船の下についているのは、先ほどの発泡スチロールの箱と、銀色の小さなロケットだ。銀色のロケットにはキティちゃんが乗っている。彼女が作っていたのは、簡単な小型宇宙ロケット。

しかしながら、発泡スチロールと風船でできたような簡易的なロケットが本当に宇宙まで飛ぶんだろうか?なんて疑問がわいてくるかもしれない。そんな疑問を彼女も抱いていたかは分からないが、映像ではカウントダウンが始まる。

6, 5, 4, 3, 2, 1・・・!

ロケットが発射すると、信じられないような光景が広がった・・・。実際の映像はこちら。

宇宙にロケットを飛ばすことに成功

13歳の女の子がロケット打ち上げに成功
Lauren Rojasさんのロケットが撮影した映像の一部(画像はYouTubeの映像より)

映像を見て分かるとおり、ロケットは高度28,537mまで上昇し、本当に宇宙(※)まで行ってしまった。そして、今まで見たことのないような映像を撮りながら、地上まで降りてきた。

JAXAによると、厳密には宇宙と地球の境目はなく、一般的に高度100kmあたりを境目にしているらしい。ただ、地球を少し俯瞰できる高度なので、宇宙といってもおかしくはないだろう。

親の援助はあったものの、主体は彼女

繰り返すが、ロケットを作ったのは13歳の女の子。中学生が宇宙までロケットを飛ばしてしまったのだから驚きだ(どうでもいいが、キティちゃんが良い感じで宣伝されているのも驚きだ)。

父親も手伝ってはくれたそうだが、あくまで彼女が主体となって、自分で調べてつくってしまったようだ。しかも、材料の多くはホームセンターで手に入れたものだという。

今の時代だからできたこと

彼女がどんな人で、どういう過程で作ったのかは調べていないが、これが今の時代だといえるんじゃないかと思う。

ネットで調べたらいくらだって知識は手に入るし、撮影に使ったGoProは市販されている。フライトコンピュータやGPSの装置すら一般人が買える。あの映像だってパソコンで作れる(パソコンでなくても、iPhoneでも映像編集ができる。無料アプリで)。

ビジネスも勝手にできないと思い込まない

私たちがあの映像を見て驚くのは、こんなことができるんだ!しかも13歳の中学生が。と思うからだろう。しかし、実際にやってのけたのを見ると、我々がいかに勝手にできないと思っているかが分かるんじゃないかと思う。

ビジネスでも、本当はできるのに勝手にできないと思い込んでいるケースが多いように思える。特に日本人の場合、自信過剰でイケイケの人は少ないように思えるから。おそらく、知識やリソースはあなたが思うよりも簡単に手に入るし、すでに十分持っているんじゃないかと思う。

なので、

  • 勝手な思い込みでできないと決めるのではなく、可能性に目を向けてみる
  • リスクがないなら、あるいは許容できるなら、足踏みしていないでまずやってみる。
  • やりたいことがあれば、できない理由を探していないで、やれる方法を探して試してみる。

ということが大切なんじゃないかと思える。

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