こんな4つの違いが年収2000万円人と500万円の人を分ける
年収2000万円。国税庁の民間給与実態統計調査結果(平成25年)によると、日本ではわずか0.7%しかいないそうだ。日本の平均年収は、同じ国税庁のデータによると414万円。だいぶ開きがあるが、一体どんな違いがあるのだろうか?
こうした切り口で特集をよく組むのが、ビジネス誌のプレジデント。またか、というくらい特集されるので、売れるテーマなんだろうと思う。プレジデント2015.3.16号では、年収2000万円以上の人と500万円台の人、1000名を対象にアンケート調査を行なった結果が掲載されている。
目次
年収2000万円と500万円の人の4つの違い
その調査によると、4つの違いがあるという。
- 仕事の効率の違い
- 協調性の違い
- 心身の余裕の違い
- 目的意識の違い
もう少し詳しく見ていく。
仕事の効率の違い
仕事に優先順位をつけるのは年収に関係ないようだ。だが、年収2000万円以上の人たちは、やるべきことを後回しにせずにきっちりこなす。
協調性の違い
自分のやっていることを仕組み化して人に任せされるようにしているかどうか。これが、年収2000万円以上の人たちと500万円台の人たちとの間の差になっている。当然、仕組み化をしているほうが年収2000万円以上の人たち。
心身の余裕の違い
毎日、仕事に追われて心身ともに疲れている割合が多いのは年収500万円台の人たち。効率化や他人に仕事を任せることができるかどうかということにも関係してるのだろう。
目的意識の違い
年収2000万円以上の人たちは、お金のためだけに働くのでなく、人生の目的や目標を常に意識している。500万円台の人たちはお金のために働く人が年収2000万円以上の人たちよりも多い。にもかかわらず、結果が伴っていないのは何とも皮肉だ。
思うに、当たり前をこなしている
あくまでプレジデントのアンケート結果がそうだったというだけであるし、因果関係というわけでもない。なので、参考程度に捉えればいいとは思うが、私としては、ビジネス書などで言われていることをきっちりやっているかどうかに違いがあるように思えた。要は特別なことをしているんじゃなくて、当たり前をきっちりやっているかどうか。
なお、現在の仕事が好きだと答えたのは、年収2000万円以上の人たちで82.4%にのぼる。年収500万円台の人は59.0%だそうだ。イヤなことをやるより、好きなことをやるほうが年収には良い影響がありそうだ。
好きなことをやるのが良さそうだけれど・・・
じゃあ好きなことをやろう!と思っても、なかなか行動に移せないケースは多いのではないだろうか。仕事は大変でキツイのが当り前、イヤなことをやるのが仕事という思い込みが邪魔をするのかもしれない。
その場合は、思うに周りの人だったり環境が大きな影響を及ぼしているように思う。望んでもいないことを勝手に決められたんじゃたまったもではないので、自分思い込みは書き換えていきたいところだ。そのためにも常日頃から自分の目標や好きなことについて考えているのは有効のように思える。
少しの方向転換が時間とともに大きな変化になる
私が会社員をやっていたときは、周りに好きなことでたくさん稼ぐ人なんていなかった。少しずつ会社の人たちとは違う方向に進んでいった結果、周りの人たちが変わっていって環境もかわっていった。そして、今は、好きでビジネスをやって収入も多い人はたくさんいるし、私自身も好き勝手自由にやれている。
ちょっとの方法転換でも、時間が経つと大きな方向転換になるように、少しずつ理想の方向に変えていくことで、気がつくと良い方向に進んでいることが分かるように思う。
早く結果が欲しいと思うのが人間だけれど、
一見、人間にとって1年先などの「遠い未来」はコントロール不可能な時間のように思えます。けれど、本当は目の前の1時間先の方が人間にとって、はるかにコントロールが難しいのです。
「72時間をあなたの手帳で管理すれば、仕事は劇的にうまくいく」 著者:久瑠あさ美 出版社:日経BP社
ということ。