早起きに変えて1年たって思うその効果とマイナス点
朝早く起きて早朝から活動する朝型。やたらメリットばかりがフォーカスされているような気がするが、実際のところはどうなのか?
この記事を書いている1年前に、5時から5時半の間に起きて活動する早起き生活を始めた。1年たったらさすがに完全に習慣化したといっていいと思える。
で、1年たつと春夏秋冬を一通り過ごすことになり、1つの循環が終わる。なので、1週間、2週間、3ヶ月、半年というスパンでは見えないことも見えてくる。
ということで、朝5時とか5時半に早起きするようになって1年経過した今の心境やどんな効果があったのか? 何がマイナスだったのか? などを改めてまとめてみる。
早起きの習慣化を目指している人に役に立てればと思う。はじめに結論からいうと、マイナスはあるものの得られる効果のほうが大きいので、早起きはこのまま続ける予定。
ちなみに、早起きするようになった当初の話はこちら。
以前は完全夜型。夜の2時、3時に寝るのなんて当たり前で9時とか10時に起きるのが普通、朝5時に寝ることもたまにあったような生活だったのが、ここのところ朝5時起きが板についてきた。 これまで早起きは何度も失敗しては、また始める……なんてことを繰り返してきたが、ようやく早起きができるようになってきて朝型に転換できた。 同様に失敗している人は多いような気がするので、なぜ、夜型人間が朝型人間にシフトできたのか? ということを具体的な方法とともにシェアしたい。といっても、自分一人で試行錯誤して見つけた方法というわけではなく、すでに早起きしている人たちから教わったことばかりなのだけれども(初稿:2017年8月31日、更新:2017年11月6日)
目次
1年経過して四季を体感して思う早起きの効果
まずは早起きにしたことで得られた効果から。
ちなみに早起きし始めてからて3ヶ月くらいたったときに書いたのが、こちら。
早起きして意味ある? メリット・デメリットを実体験と科学的な見方から
早起きは三文の徳なんて言葉があるとおり、早起きにはメリットがあると言われる(三文の得にしかならないなんてのもあるようだが)。 しかし、朝に起きようが夜活動しようが1日24時間という絶対的な時間は変わりのないこと。使う時間が同じなら何も変わらないわけで早起きの意味はないのでは? 思っていた。 なので、わざわざ朝早くなんて起きてもしょうがないということで夜遅くまで起きて朝も遅いという生活をずっと続けてきた(単に楽だし、早起きが大変なだけというのもあるが……)。 ただ、実際に早起きをしてみないことには朝型と夜型の比較はできないはずだ。そこで、朝型になってみようと思い、こちらの記事で書いたように朝型に変えてみた。
正直、1年たった今、振り返ると考えが変わった部分もある。だが、書いたときの心境の記録としてそのままにして、改めて1年後の心境を。
早起きを1年やって季節の移り変わりを経て実感した効果
では、早起きして具体的にどんな効果が実感てきたか?
- 規則正しくなる
- 出会う人が変わる
- 自分の時間の確保がしやすい
- 店、道路などいろいろとすいていて混雑しない
- 夏の早朝は快適
先ほどの早起きのメリット・デメリットの記事とかぶるところはある。それはそれで時間がたってもやっぱり効果的だということ。
規則正しくなる
曜日に関係なく朝起きる時間がだいたい決まるので、規則正しくなるというのは大きい。
ただ、当然ながらこれは早起きしたからではなく、起きる時間を決めたからにすぎない。なので、別に早起きではなくも規則正しい生活はできる。
とはいえ、私のような時間に縛られないような場合、いつ起きてもいいわけで強制力がない。なので、不規則になりがち。
それを早起きという名目のもとに起きる時間を決めたことによって、規則正しくなれた。
ちなみに、個体差はあるとはいえ、人間は本来夜行性ではないもの。なので、生き物として夜に寝て朝に起きるようになっているのが普通なはず。
それは先程の朝型のメリット・デメリットの記事でも書いたとおり。なので、それに合わせれば体としても負担は少なく、健康にもいいはず。
出会う人が変わる
朝に活動する人たちと出会う機会が増えて思うのは、前向きで向上心のある人が多いということ。
何かしら良い方向に自分を変えるために、早起きしようという人も多いように思う。
そうした意識を持っている人たちが集まっている環境は良いもの。ついダラけてしまう自分を軌道修正してくれるようなこともある。
また、朝早く起きるという軸はあるとしても、出会う人のバックグラウンドは人それぞれでバラエティに富んでいるのもいい。
自分の時間の確保がしやすい
私の場合には会社員ではなく上司も部下もいないので、オフィスにいて話しかけられるとか電話がなるなんてことはない。
だけれども、どうしても日中のほうがやりとりが増える。
それがないのが早朝。邪魔が入りにくいわけだ。
この時間をいかに使うか? がものすごく重要になってくる。
起業を目指すとか資格を取るとか、語学学習をするとか何か目標があるなら、この時間をうまく活用したいところだ。
しっかりと眠れて朝起きて少したてば、リフレッシュされた状態でいろいろとやれるので、どんどん進む。
それを気を紛らすようなことに使ってしまうと、単に早く起きただけで無駄に時間を使っているにすぎない。
早起きすることが目的ならそれでもいいとは思うけれども、たいていの人は早起きは手段のはず。
店、道路などいろいろとすいていて混雑しない
道路も店も人があまりおらずすいていることが多い。モーニングを外食にするなんてのもいい。
開店直後の朝のカフェなんかはガラガラだ。開店前から並んでいるケースもあるけれども、すいているところが多い。
夏の早朝は暑さが弱くていい
こちらは季節限定だが、夏は朝7時前くらいだと、まだそこまでは暑くないもの。
その間に移動ができるのはとてもいい。それでも暑いのには変わらないけれども、日中とは全然暑さが違う。
1年の早起きで四季を体感してわかった早起きのマイナスポイント
朝型はいいことばかりなんてことはなくて、マイナスポイントもある。
それが次の
夜の付き合いなどで遅くなると大変
朝5時に起きようと思ったら22時とか23時には寝る。
となると、飲み会などは1次会で切り上げないとまず間に合わない。1次会も遅く始まったらきつい。
途中で帰ればのいいのだけれど、早起きする人という認識がされていないとそれも厳しい。
酒の席で仲良くなるなんてのはよくあることだと思うので、これはマイナスかなとは思える。
もちろん、早朝に会って仲良くなるというのもあるので、朝型は付き合いができないなんてことはない。だが、数でいったらどう考えても夜のはず。
そして、無理して付き合うと、次の朝が大変になる。リズムが崩れると、その日1日が辛くなるわけだ。
たまにならなんとか乗り切れるとは思うけれども、続くと早起きの習慣がついえてしまうこともあるかもしれない。
夜に使える時間が減る
飲み会ともかぶるところがあるが、早く寝る分、それだけ夜の時間が減る。
24時とか25時に寝る人からしたら21時なんて「まだ21時か」くらいの感覚だと思うが、22時に寝ようと思ったら、もう寝る準備に入らないといけないような時間。
早朝に使えた時間のしわ寄せが夜に来る。
夕食が遅くなると体に負担がかかりそう
21時に食べて22時に寝るということは、23時に食べて24時に寝るのと同じこと。
24時に寝る人が21時に食べるのと、22時に寝る人が21時に食べるのとでは体への負担は違うはず。
食事は寝る何時間前までがいいのかはわからないけれども、2時間前とか3時間前なんて話はある。
となると、夕食を取る時間の制約が増えるというのはマイナス点になると思える。
冬の早起きはキツイ
冬は暗いし寒いし動く気しないし朝起きるのには最悪としか思えない。真っ暗で朝の気がしないのは大きいように思える。
冬嫌いで夏好きというのもあるけれども、冬の時期は早起きに適しているとは思えない。
太陽の光を浴びて目覚めるというのができないという点からも、日の出前に起きるのはどうなんだ? というのはある。
それでも習慣になると、だいたい同じ時間には起きてしまうけれども……。
10月の初めくらいまではいいのだけれど、10月後半、11月と冬に向かっていくにつれてだんだん厳しくなるのが体感としてはある。
1年たった今の結論はやっぱり朝型
ということで、1年たって四季を感じたうえでの個人的な早起きの効果とマイナス点。
結論としては朝型にはマイナス点はあるのものの、それを上回る効果効能のほうが大きいと思える。とういことで、引き続き朝型のまま過ごす予定。
冬は大変なのだけれど、それでも朝の陽の光というのは気分的にはいい。
注意! 早起きしたところで変わらない人は変わらない
早起きするようにしたら人生が変わったなんて人がいる。その一方で、そこまでいかないよねという人もいる。当然の話だろう。
私自身も別に早起きするようになったところで人生が変わった! というほどのことはない。
そもそも、単に朝起きただけで人生が変わると考えるほうがおかしいと思うので、当たり前といえば当たり前だが……。
朝型にして時間の使い方がどう変わったか? が大切なのであって、朝型自体に意味はない。
誰もに邪魔されず、疲れのないリフレッシュされた状態で大切なことを行なえるようになった人は変わっていくはず。
あるいは人の出会いが増えた人も変わるかもしれない。
早起きできるようになりたいという人にとっては水を差されるようなことかもしれないが、早起きは最高! と良い面ばかり見ていても現実を無視しているだけ。
何にでも表裏があるのが普通なので、それを見据えて早起きして朝型になったほうがいいと思えば、朝型になってみるのはいいと思う。
早起きしたい方へ
朝型にしたいという方に役立つであろう早起きできるようになった秘訣は冒頭でも紹介したとおり。こちらの記事にまとめているので、気になる方はどうぞ。
以前は完全夜型。夜の2時、3時に寝るのなんて当たり前で9時とか10時に起きるのが普通、朝5時に寝ることもたまにあったような生活だったのが、ここのところ朝5時起きが板についてきた。 これまで早起きは何度も失敗しては、また始める……なんてことを繰り返してきたが、ようやく早起きができるようになってきて朝型に転換できた。 同様に失敗している人は多いような気がするので、なぜ、夜型人間が朝型人間にシフトできたのか? ということを具体的な方法とともにシェアしたい。といっても、自分一人で試行錯誤して見つけた方法というわけではなく、すでに早起きしている人たちから教わったことばかりなのだけれども……
かいつまんでポイントだけをお伝えしておこう。
最も重要なのは睡眠時間の確保につきる。
そのためには早く寝るというのに尽きるというのが、1年早起きしてきた今の結論だ。
当たり前の話でがっかりする人もいるかもしれない。だが、この当たり前をおろそかにするから早起きできない。数回は早起きできても、続かないから早起きが習慣化できない。
ということを自分自身何度も繰り返してきた。
では、なんでうまく早起きできるようになったのか?
私が早起きできるようになったのは環境を整えたことだ。
転職して、あるいは就職して、あるいは起業してと強制的に早く起きないといけなくなったら、誰だってそれに合わせる。環境の力というのは本当に偉大だ。
ただ、そんな都合よく業務形態が変わる人はあまりいないはず。
そんな場合には、周りを早起きしている人で固めるのがいい。私の場合には早起きコミュニティに入ったのが良かった。
すると、環境の力で早起きできるようになる可能性が高まる。
まとめ
ということで、早起きして1年たって四季をひととおり経験したうえでの早起きの効果とマイナス点について。
早起きするようになった当初に思ったメリット・デメリットはこんな感じ。
早起きして意味ある? メリット・デメリットを実体験と科学的な見方から
早起きは三文の徳なんて言葉があるとおり、早起きにはメリットがあると言われる(三文の得にしかならないなんてのもあるようだが)。 しかし、朝に起きようが夜活動しようが1日24時間という絶対的な時間は変わりのないこと。使う時間が同じなら何も変わらないわけで早起きの意味はないのでは? 思っていた。 なので、わざわざ朝早くなんて起きてもしょうがないということで夜遅くまで起きて朝も遅いという生活をずっと続けてきた(単に楽だし、早起きが大変なだけというのもあるが……)。 ただ、実際に早起きをしてみないことには朝型と夜型の比較はできないはずだ。そこで、朝型になってみようと思い、こちらの記事で書いたように朝型に変えてみた。
あまり変わっていないのだけれど、変わらないのはずっとメリットになるということ。
トータルでみたら早起きのほうが得られる効果は大きいので、個人的には早起き推奨。
ただ、当たり前だけれども、早起きしたからといって時間の使い方がよくなかったら何も変わらない。単に活動時間が前にシフトするだけ。
人間の体としては早起きしたほうが自然に近い形にはなると思うので、その点からはプラスにはなると思うけれども。
別に早起きしなくたってやる人はやるし、やらない人はやらない。
ただ、何かしら自分が前に進めるきっかけになるかもしれない。それに、何かを変えたかったら今までのパターンを崩してみるのは有効だ。同じことを繰り返して違う結果を得ようとするのは、「押す」ドアを延々と引いてるようなもので、徒労に終わるだけ。