メガネ型ウェアラブルデバイスのMOVERIOを使ってみた @CEATEC 2014

メガネのようなウェアラブルデバイス、MOVERIOを装着した感想

先日、どこかのサイトでホンダが開発した面白い乗り物を見かけた。UNI-CUB(ユニカブ)という乗り物らしい。面白そうなので乗ってみたいな思い、よく記事を読んでみるとCEATECというイベントにてホンダが出展していて、そこで乗れそうなことが判明。そこで、いざ会場の幕張メッセへ。

まさかウェアラブルデバイスの展示もあってそちらがメインになってしまったけれども、いろいろと気付かせてくれたいいイベントだった。

CEATEC 2014

CEATEC 2014で展示されていたMOVERIO

会場に着くと、巨大な会場には、ホンダ、トヨタ、マツダといった自動車メーカー、パナソニック、東芝、三菱電機、NEC、富士通、シャープ、エプソン、パイオニアといった電機メーカー、などなど、大手もたくさん出展していた。NHK、アメリカ大使館、大学などもあっていろいろだった。もちろん、中小企業も出展しているが、大企業の大規模なブースに目を奪われてしまい、小さなブースはほとんど人がいないところが多かった。

会場はけっこうな混雑具合で、残念ながら目当てのホンダのUNI-CUBには乗れなかった。他で乗れないか調べてみたらお台場にある日本科学未来館で乗れるらしいので、今度行ってみようと思う。さて、代わりと言っては何だが、エプソンのウェアラブルデバイスが会場にて目に入ってきたので試しに使ってみた。MOVERIO(モベリオ)というらしい。

ウェアラブルデバイスのMOVERIO

MOVERIOは大人気で行列ができており、50分待ちと書かれた案内板が掲げられていた。並ぶのはな~なんて思っていたが、特に他に目当ての物はないし、面白そうなので並んでみることに。MOVERIOについては、これから発売かと思いきや、すでに売られているようだ。価格は7万円と9万円とのこと。
 

MOVERIOを使った感想

メガネのようなウェアラブルデバイス、MOVERIOを装着した感想

ちなみに、実際のものはというと、Google Glassみたいなやつでこんな感じ。顔にフィットせず、本体が下がってしまって変になってしまった。。。でも、後ろに長蛇の列があって、あまり長居すると視線が痛いので、撮り直しはしなかった。

MOVERIOをつけてみたときの重さ

実際にMOVERIOをかけてみたところ、ちょっと重たい感があった。重さは88gなのだが、実際にかけてみないと分からないとは思う。

MOVERIOで見える映像の感覚

肝心のどんなものがどう見えるかというと、ちょっと遠くに映像が見える感があった。想像では、すぐ目の前にバーっと映像が広がるかと思っていたが、そんなことはなくてこんなものか、という印象だった。

メガネのようなウェアラブルデバイスなのに、視力が悪いと画面が見えない

その日はメガネをかけていたのだが、目の前で見えると思っていたので、裸眼で映像を見てみたら、ぼやけてよく見えなかった。メガネをかけている人はメガネ越しにMOVERIOを装着しないと見にくい。当然、メガネをかけながらでも、MOVERIOをつけることはできる。

単体では動作せず、”マウス”のようなものが必要

なお、このMOVERIOは「メガネ」だけでは動作せず、本体に給電するのと画面操作のためのリモコンのようなものが必要になる。パソコンのマウス操作のような動きで、画面上にマウスポインタが移動して操作ができる。将来的にはメガネだけで動作するのだとは思うが、今はまだそこまでいっていない。

当面は、映画やゲーム、といったエンターテインメントを中心の利用を考えているそうだ。映画やゲームなどのコンテンツはSDカードをデバイスにセットするか、Wi-Fiでつなげてネットワーク越しで見る。まだまだ発展途上の感はあるので、これからもっと進化していくんだろうなと思えた。
 

インターネットの盲点

Photo:Blind Spot By:Kurayba
Photo:Blind Spot By Kurayba

インターネットを見ていれば、いろんな情報がどこにいても手に入るのは事実。買物だってネットでほとんどがそろう。わざわざ本屋で目当ての本を探す手間も省けるし、レビューだって見られるから変な物を買う可能性を下げられる。なので、ネットは非常に便利な側面があるのは誰でも分かるだろう。店頭じゃ、実際に買った人のレビューなんて見られないのが普通。

でも、こうしたイベントに足を運ぶと、いろいろと刺激があって面白いし、ネットでは見えてこないものが見えてくる。実際に足を運んで体験してみないと分からないことがあるのだ。

現場に足を運ぶメリットとネットのデメリット

まず、場の雰囲気はネットではまず伝わらない。その場にどんな人がいるのかも分からない。その場にいったからこそ、視界に入ってきて初めて認識するものもある。例えば、本屋ならたまたま店頭で目に入った本に興味を引かれて、買ってみたら大当たり、なんてことだって起こる。もちろん、逆もあるけれど・・・。ネットのリコメンド機能でも目当ての本以外に出合うことはできるが、全然関連のない本が推薦されることはないため、その人の延長線上でしかない。

また、ネットでは映像や音声、画像はあるにしても、主に字面だけしか追えないので、入ってくる情報が薄っぺらいこともある。

何かしらビジネスをしたいのなら、現場感覚が重要

だから、現場に足を運ぶというのはとても重要だ。これからビジネスを始めたいという場合には特にそう。というのも、商品やサービスをどんどん売っていきたいなら、お客さんの気持ちになることがとても重要だから。
 
 

ビジネスがうまくいく秘訣

 
Photo:Target »» 0o.o0 «« By:##Erika**
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しっかりとリサーチすること。これがビジネスがうまくいく秘訣になるのだが、リサーチと聞いてあなたは何を想像するだろうか?

リサーチとは○○だ、衝撃を受けた考え

私がビジネスを最初に教わったとき、印象深かったのが、「リサーチとは、お客さんの気持ちになること」という教えだった。ネットを使ってビジネスをしようと思ってた当時の私は、ネット上で調べて・・・なんてことをイメージしてしまっていたので、けっこう衝撃的だった。

リサーチというとネットでの検索数が●●あり、時期によっても変わってくるとか、20代の女性の間で●●が流行っている、なんてことを考える人もいるが、それではお客さんの気持ちにはなれない。特に規模を追うビジネスではなく、小さくまずは自分でビジネスを始めようなんてときには、想定するお客さんがどんな人かをできるだけ詳しく臨場感をもって把握することはとても重要な要素だ。

ネットだけのリサーチでは限界がある

そうすると、どうしてもネットだと限界がある。直接、人と会って話したり、どんな人がお客さんの候補なのかをしっかりと見てみないことにはなかなか分かりにくい。可能なら実際にお客さんと同じような行動をとってみるのが一番だ。

例えば、私にビジネスを教えてくれた人は男だけれど、女性の気持ちになるために、顔半分を化粧してもらったそうだ。もちろん、男性が女性の気持ちに100%なることはできないけれども、極力それに近づくことでお客さんの気持ちに近づける。

時代が変わってもビジネスで不変な要素

時代が変わろうとも、ビジネスは人が人に提供するものという点は変わらない。なので、どこまでお客さんに近づいてお客さんの気持ちになれるのかが最大のポイント。しっかりとリサーチしてお客さんの気持ちになれれば、商品やサービスを販売するためのチラシだったりHPの言葉に表われてくる。必然的に売れやすくなるというわけだ。

インターネットは効率的に使えるし、何かと便利。ただ、どこまでいっても人を相手にしているんだということは忘れてはならないと、CEATECに足を運んでみて改めて思えた。

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