ビジネスネタで詰まる人の特徴と、面白いビジネスアイデアの事例4+1
ビジネスアイデアで詰まる人はとても多い。数字で測定したわけではないが、起業を目指す人を中心に1500人くらいの人に僭越ながら教える立場にいたのと、自分がそうだったので実感として分かる。
起業したいけど、何をネタにしていいか分からないという、初っぱなのビジネスアイデアでつまる人がとても多いということだ。
ビジネスアイデアで詰まるのは、次の2つのパターンがある。ひとつは何もいいのが思いつかないというパターン。もう1つは思いつきすぎてどれからやったらいいか迷うパターン。
どちらかというと前者の何をやっていいか分からない人が多いように思えるので、こんなビジネスでも起業している人がいるよ、という事例をいくつか。こんなビジネスでもという言い方は語弊があるかもしれないが、要はすごい画期的なアイデアでなくてもビジネスをスタートさせることはできるということ。
目次
画期的なアイデアなんてなくてもビジネスはできる
ニッチな商売はちょっと調べてみるといろいろと出てくるもの。その中で、変わったものをピックアップしたので紹介しよう。
家系図調査
こちらはアメリカのサービスで、タイトル通りその人の家系を調べるというビジネス。家系なんて自分で調べたらいいんじゃ?なんて思ってしまうが、もう10年近く続いているビジネスということなので、需要はあるようだ。
駅弁の包装紙販売
鉄道ファンには駅弁の包装紙のコレクターがいるらしく、彼らに販売するんだそうだ。
こんなものといったら失礼だが、人によっては捨てるだけの紙。どのくらいの利益になるのかは分からないが、それにお金を払って手に入れる人がいるということ。
他にも、水槽などに入れる流木を見つけて売る、なんて人もいるようで趣味に関するビジネスはけっこうお金が流れるもの。
海外引っ越し専門の引っ越し業
引っ越しの中でも日本→海外、もしくは海外→日本の引っ越しに特化した引っ越し業があるそうだ。
もちろん、ヤマト運輸などの大手もやってはいるが、専業はおそらくこの会社くらいのように思える。
周りでは沖縄に引っ越した人、引っ越す人がちょこちょこいるし、沖縄は日本で今後、人口が増えると予想される数少ない県の1つ。なので、個人で始めるのは難しいけれども、沖縄専門の引っ越しなんてつくったら意外といけるかも。
80年代専門のネットショップ
こちらのネットショップは、アメリカで80年代をモチーフとした商品を専門に扱っている。もともとは一人の大学生が副業で始めたビジネスだそうで、5億円以上を売り上げるまでになったそうだ。
きっかけは自分の好きなTシャツを着て街に出たときに、「Tシャツはどこで買えるのか?」と聞かれたことだそうだ。そこから、初めはお金を掛けずに少しずつ販売してみて、だんだんと規模を拡大していったとのこと。
うまくいった人はすごいから?
ということでいくつか知っている例を並べてみた。調べたらまだまだたくさん出てくるだろうし、あなたの身の回りにもニッチなビジネスがあるものと思う。
さてどんなに意外な例があったとしても、簡単そうな例があったとしても、あの人はすごいから……といって自分にはできないと思ってしまう人がいる。自信過剰になるのも問題だが、勝手に自己評価を低くするのも問題。
しかし、いろんな事例があると、彼らだからできた、というのは単なる言い訳に過ぎないということが分かる。そんなに都合良くすごい人がポンポン生まれるのか?という話だから。
そんな考えを持つ人は、うまくいったら彼らがすごい、うまくいかなきゃそれが普通だ、なんて考えがあるとように思える。
自己評価を低くしてしまうのは、気持ちは分かるんだけれど、それではいつまでたっても前に進めない。誰にでも可能性はあるし、たいていのことがやってやれないことはないと思うので、たまには勇気を出す必要はありそうだ。
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