ブルーボトルコーヒーの創業ストーリーと好きを仕事にする人の特徴
斎藤です。
渋谷のスタバより。
スタバでブルーボトルの記事を書くのはおかしいかもしれないが、個人的にはどちらも好きなので、あまり関係のないこと。
IDEASITYでブルーボトルのことを書くのはファウンダーであるジェームス・フリーマン(James Freeman)が自分の好きなことを追求しているから。好きなことで生きている代表例の一人といっていいだろう。
目次
ブルーボトルコーヒーの創業ストーリー
写真:Blue Bottle Coffee Instagram
ジェームス・フリーマンはいかにしてブルーボトルを創業したのだろうか?その創業ストーリーは、WIRED誌のVol.12の特集に要約が書かれているので、それを参考にお伝えしたい。
ジェームス・フリーマンは大学卒業後、クラリネット奏者として活動した。しかし、やりたくない仕事ばかりまわってきてうんざりしていたようだ。クラリネット奏者として活動して8年が経過したとき、転機が訪れた。ジェームス氏は3つの違ったオーケストラで立て続けにつまらない曲を演奏しなくてはならなかった。このときジェームス氏に限界が来たのか、演奏の仕事を辞める決断をしたようだ。
その後、友人に誘われ音楽配信サービスの会社に入ったのだが、なんと7ヶ月で会社が買収され、ジェームス氏は解雇されてしまった。
路頭に迷ったジェームスが次に選んだのはコーヒー。理由はコーヒーが好きでコーヒーへの強い探求心があったから。そこからコーヒーに情熱を注いで、どうやったらおいしいコーヒーができるかを日々研究した。
Photo:dirty dirty By istolethetv
初めてコーヒーを販売したのが2002年の8月。ジェームスがつくったコーヒー豆をアメリカ、オークランドのファーマーズマーケット、つまりは生産者が直売する市場、にて販売した。
翌年の2003年の暮れには、サンフランシスコのファーマーズマーケットにて移動式のカートでコーヒーを売ることになった。ジェームスのコーヒーは人々に受け入れられ、2004年の1月には、カートの前に行列ができるようになった。そして、2005年には友人のビルのガレージで小さな店をオープンし、その3年後にカフェをオープンするに至った。
というのが、ザックリとした流れ。
ジェームス氏の場合、音楽ではあまり良い思いはしなかったのが、本当に自分の好きなコーヒーを追求することで道が開けていったわけだ。もしかしたら、単に運が良かっただけかもしれない。でも、同じように自分の好きなことを追求していってうまくいっている人はたくさんいて枚挙に暇がないようにも思う。
好きなことで、生きていくためのガイドライン
画像:映画ファインディングジョーより
神話の研究者で著名なジョーゼフ・キャンベルは
Follow your bliss.
The universe will open doors where there were only walls”
(あなたの至福を追求しなさい。そうすれば宇宙は壁しかなかったところにドアを開くだろう)
Joseph Campbell
という言葉を残している。
ジェームス氏がブルーボトルを始めたときは、まさにそれを地で行ったような形になったように思える。
好きなことをやれ
実際、本当にジョーゼフ・キャンベルが言うようなことが起こっている人もいる。スティーブ・ジョブズもウォーレン・バフェットも好きなことをやれ、と言う。ノーベル賞を受賞した中村修二氏も「好きなことを選んで情熱を持って仕事をすればノーベル賞をももらえる。」と話している。他にもたくさん同じようなことを言う人はいるだろう。
でも、好きなことをやれと言われても、具体的にどうしたらいいか分からず、動けないという人もいる。でも、具体的にどうするかなんてその人のやりたいことによって変わってくるのだから、彼らも言いようがない。LEDの研究をしなさいと言われても困ってしまう。うまく行った人の経験からすれば「結局のところ、好きなことをやったからだよ」という答えが最もピッタリな答えであり、それ以外言いようがないのだろう。
好きなことをやってもうまくいかない?
また、好きなことをやってもうまくいってない人もいるだろうし、偶然だ、運が良かった、その人がすごかった、特別だったと片付けることもできる。確かに、一部の人たち特別な人たちだけが叶えられるのかもしれない。でも、うまくいったら特別で、うまくいかなかったら普通の人、あるいはうまくいくまでは普通の人、というように結果だけを見て判断**しているのではないだろうか?
好きなことをやっている人の共通点
真実はどうなのかは知らないし、証明できるものでもないだろうから、信じるかどうかの話になるのだろうと思う。
確実に答えが分からないと動かず、ずっとじっとしているのか。それとも、答えが分からなくても、うまくいくか分からなくても、チャレンジしてみて酸いも甘いも経験するのか、どちらがいいと思うかは人それぞれだろう。でも、好きなことをやってうまくいった人たちは、じっとしていないで、自ら動いて得たい結果を獲得していることは間違いないだろう。どうなるか分からない不確実な未開の地に飛び込む、という勇気が行動を左右し、結果を左右する。
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