Amazonの成功の理由とあなたのビジネスを成功させるたった1つの方法
日常にビジネスのヒントはあふれている。例えば、いつも何気なく使っているAmazon。Amazon創業者であるジェフ・ベゾスの徹底した顧客視点は目を見張るものがある。そこから生まれた改善が今のAmazonをつくっているといっても過言ではないはず。
一体、何をしているのか?個人でビジネスをやろうとしている人もジェフ・ベゾス視点は大いに役立つ。
目次
Amazonの購入ボタンは、徐々に変化している
例えば、あのAmazonのサイト。実はあのホームページは日々、いろんな改善を行なった結果、今に至っている。
身近なところでいうと購入ボタンなんかがそう。正確に言うと「ショッピングカートに入れる」というボタン。購入ボタンそのものはもちろん、周辺のボタンの文言が変わったり、色が変わったり、大きさが変わったりなどいろんな変化があって今に至っている。すべてテストをしてみて改善があったものを残した結果。
その一例はこんな感じ。

画像:SEO Jump(http://seo-jump.com/conversion-centered-design/
Amazonで買って気づいた顧客目線
先日、Amazonで買物をしたら大きめのダンボール箱が送られてきた。開けようかと思ってダンボール箱を見ると、しっかりとテープで閉じられていて開けるのが面倒臭そうに思えた。ガムテープなら比較的はがしやすいのだが、透明なセロテープのようなもので閉じられていたのだ。
カッターを取ってこようかと思ったとき、あることに気づいた。ダンボールをよく見るとこうなっていたのである。

写真の赤丸囲った部分を見ると、ミシン目になっている部分があるのが分かるだろう。ミシン目になっているので、指で押すと簡単に穴が開くようになっている。なので、穴を開けて指を入れれば、そこから簡単にテープがはがせるようになっているというわけ。実際にやってみると、とても簡単にテープがはがせて中身を取り出すことができた。(ちなみに、赤丸は私がつけたので、実際にはミシン目がついているだけで赤丸はない)
何か送られてきたときに、テープを取るのが面倒だな~なんて思っていたけれども、これで解決。顧客目線のとても素晴らしいつくりだと思った。
数あるライバルの中から選ばれる理由
Photo:29/52 choice paralysis By maclauren70
こうした一工夫でお客さんのハートを掴むことができる。とはいえ、あくまで小さな親切というだけであって、今回のようなパッケージくらいでは商品をAmazonで買う主要な理由にまではならないと思う。
ただ、どの店で買うか迷ったときには効果的だ。ある物がいろんなところで売っていて、値段もまったく変わらないといった場合、あなたはどこから買うだろうか?
最初に知ったところだろうか?評価が高いところだろうか?友人が紹介してくれたところだろうか?いろいろあるとは思うが、前に買って気分がいいなと思ったところから買いたいと思うのは、普通の心理だろう。
ジェフ・ベゾスがやっている商品を売れるようにする、驚きの方法
Photo:Sale In A Sale Shop Selling Sale Signs By the justified sinner
おかげさまでこれまで、私はこれからビジネスをやりたい、と思う人を何人も指導させていただく機会に恵まれた。その中にはどうしたら売れるか?という答えを求める人も数多くいた。しかも、具体的に知りたがる。誰もがうまくやりたいと思っているのだから、当然と言えば当然なのだが、残念ながらないものを求めても意味はない。
Amazonのジェフ・ベゾスは役員会議には空席を用意しておいてそこにお客さんが座っているとみなして会議をするそうだ。今は空席を用意するのではなくて、特別な社員がその代わりになっているらしい。さらにジェフ・ベゾスは未だにお客さんから来るメールをチェックしているそうだ。徹底的にお客さんの声を聞くようにしているということだろう。
まとめ
Amazonのトップですら何が売れるか、どうしたら売れるかという答えは知らないということ。商品が売れるようになる手がかりは、お客さんからしか得られないということだ。具体的な答えはお客さんしか知らない。
それにしても、ジェフ・ベゾスの行動は素晴らしい。Amazonをあれだけの企業にしてもなお、傲慢にならずに謙虚にお客さんの声を聞くようにしているとはすごいなと思える。
他にも、こんなすごいことをやっているので、ジェフ・ベゾスについてもっと知りたい方はこちらをどうぞ。
Amazon創業者ジェフ・ベゾスの視点がすごい、Amazonが長期にわたって伸びている理由| IDEASITY
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