どうやってたった1枚のチラシで28万人もの人から寄付してもらったのか?
1枚のチラシで28万5142人の人から寄付金を集めたというとんでもないチラシがある。もちろん、電子データだから1枚などということはなく、リアルなチラシだ。実際、手渡しで配布している様子が動画として残っている。もっとも特殊なやり方だが。
一体、どんなチラシをどんな方法で配布したら、たった1枚のチラシで28万人もの人が寄付をひるようなことが起こるのか?
目次
たった1枚のチラシで28万人もの人の寄付につながったやり方
単にこのやり方でチラシを手渡しすればいいのかというと、残念ながらそれだけではダメだろう。それではごく一部の限られた人しかチラシを見ないので、28万人もの人から寄付を集めるのは不可能だ。動画の中でもあるように、ポイントは今の時代らしくソーシャルで拡散していっていろんな人の目についたから。
ただ、拡散は一瞬で一気に来る反面、一気に来なくなるので、一時的に大きく結果を得るには良いが、継続性には乏しい。
この特殊なチラシから分かるポイント
とたろで、我々のようなスモールビジネスをやっている者、やろうとしている者にとって、このチラシから分かるポイントはなんだろうか?個人的には3つあるかなと思える。
- 気付いてもらう
- 内容を見てもらう
- 継続性も考える
気付いてもらう
チラシを配る人が着ぐるみを着ている点に注目したい。時点でまず目立つ。
ただ、ネックなのは、そんなチラシは受け取りたくないという受け取り拒否が増えそうなこと。それさえクリアできれば、ほぼ100%チラシを見てもらえるものと思う。
自宅の郵便受けに入っているチラシなんてほとんどがそのまま捨てられるし、ネット上にも広告なんて溢れている。だからまずは目立つこと、そして見てもらうことで、最低限、チラシの内容を判断してもらえる土俵に立つことが大切。
内容を読んでもらう
まずは気付いてもらうことが大切だが、その関門を乗り越えたら次はチラシを読んでもらって、判断してもらうことが鍵となる。
チラシを渡されたときに後で返してくれなんて言われたら、普通は捨てることはできない。適当に扱うこともできないだろう。しかも、そんなことを言われたらどんなチラシが気になってしまうだろうから、チラシを見ざるを得ない状況になってしまう。
継続性は乏しい
先ほども触れたとおり、一気に来る反面、継続性は乏しいのがソーシャルの拡散。常に一気に……というのは難しいのと思うので、継続性が期待できる施策もしっかりとやる必要がある。
いつの時代も昔から大切なのは顧客リストや見込み客リストなので、それをいかに増やしてお客さんと良い関係をつくるか、がポイント。
まとめ
ということで、なかなか面白いアイデアだなと思える。アイデア1つでいろいろとできるもの。だからといって、いつもこうしたすごいやり方をやらなければならない、ということはないので、そこは注意したところ。平凡でも結果につながることはたくさんある。というかほとんどが平凡なことの積み重ねのように思える。