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キャンセルや無駄を商機に変えるビジネス、起業の事例

キャンセルや無駄を商機に変えるビジネス、起業の事例

せっかく売れたのにキャンセルされるというのはビジネスをやっているものとしては痛いこと。これが飲食店などで、コストをかけて材料も準備したのにいきなりキャンセルなんてやられると無駄になってしまう。事業としても無駄が出るし、何より食べ物の無駄。

そうした困り事に着目したビジネスがある。ビジネスというのは、人の困りごとを解消するだとか、人の望みを叶えるために役立てることだと思っているので、まさにこれぞビジネスといえるようなものだ。

では、具体的にどんなビジネスが生まれているのか? ということを知ることであなたのビジネスや発想にも何かしら役立つことがあると思うので、事例を見ていきたい。

キャンセルを商機に変えた例

こちらの日経の記事、ドタキャンに負けない! 飲食店の年間損失2000億円にあった例をいくつか。

事前決済にしてそもそもキャンセルさせないとか、キャンセルの見舞金なんて例も出で来るが、キャンセルというものをうまく商機に結びつけた例を以下に2つ。

宿泊予約を売れる仕組み、Cansell


画像はCansellのサイトからキャプチャ

ホテルの宿泊予約をしたけれど、急に行けなくなってしまった、なんてときはキャンセル料が取られるのが普通。ホテルも準備があるし、予約が急になくなったら機会ロスになるわけだから当然といえば当然。

一方で、急に宿泊が必要になる人やできるだけ安く泊まりたいとか、そのホテルに泊まりたいけど空いていないというケースもある。

それらをマッチングしてくれるのがCansellというサービス。今のところは国内宿泊施設だけの対応だが、ツアーに含まれる宿泊でも売れような注意書きはあって柔軟性が高そうだ。


1500円なんてのが出ることもあるらしい(画像はCansellのサイトからキャプチャ)

予約を売る方法は2つあって、1つはCansellに買い取ってもらう方法でもう1つはCansellのサイト上に出品する方法。前者も後者も事前審査があるので、前者の買い取りであってもは確実ではないが、後者の出品したけれど売れ残るというリスクはない。

なお、予約したときの金額よりも高値では売れないので、人の購入機会を奪い取って値段を釣り上げる迷惑転売行為はできないようになっている。

Cansellはキャンセル料の支払いが発生してしまったお客様の、支払い負担を少しでも軽くできるようにすることを目的としています。

そのため、予約時の値段よりも金額を高く設定して出品することはできません。

引用:Cansellのヘルプ

ホテルにとってみたらどうせキャンセル料が入るしコストも減るのはあるので、直前キャンセルが単に利益という点から見たら問題ないのかもしれないが、1人泊まると宿泊以外でもお金を落とすことがあるので、それを考慮したいところではある。

ダイナースクラブのごひいき予約

もう1つ先ほどの日経の記事にあったのが、ダイナースクラブごひいき予約という仕組み。Cansellは宿泊施設だったが、こちらは飲食店の予約が対象となる。ダイナースのクレジットカードを持っている人向けのサービスだけあって、飲食店といっても高級店がメインだ。

飲食店としては直前のキャンセルはとてもやっかいなもの。特に単価の高い店であればあるほど、事前の準備にお金と手間がかかるだろうから痛手も大きい。一方、なかなか予約の取れないような店の場合は、その店に行きたいと思っいてる人にとっては行きたいけど行けないという状況。

そこをうまくマッチングさせたサービスで、ダイナースと提携している飲食店に予約のキャンセルが入るとLINEでダイナースの顧客に配信される仕組み。

ダイナースが予約を買い取ってそれをダイナースの顧客に売るという形になっているようだ。実際のところは分からないが、ダイナースはここで転売の差益を取るというのではなく、ダイナースカードを使っている人に対するサービスという位置づけだろう。どうせ値段はバレるし。

別な見方をすると、予約のとれないような名店リストが分かるとも言えそうなので、リストを眺めると名店が見つかるかもしれない笑

破棄されそうなものを売る

また、キャンセルされるということは、事業者としてはせっかくの売上が失われてしまうことであり、顧客側としては買いたいものが買えないという残念な結果を生み出すことにもつながる(もともと1人しか欲しいと思っていないこともあるけれど)。

ということで、キャンセルに対応するものではないけれども、無駄をなくすという観点から生まれているビジネスの例。

賞味期限切れ寸前を安く売る


画像はKURADASHIのサイトからキャプチャ

店で売られている食品には賞味期限があるのが普通。賞味期限は消費期限ではないので、多少過ぎたところでなんの問題もないのが普通なのだが、普通は賞味期限が切れたら店からは撤去されてしまうもの。
2015年に始まったのがKURADASHIというサービス。

なので、スーパーで夜になると刺し身が半額になったりするわけだが、あくまで同一店舗内の話。それを店舗の垣根を超えて実現させたのがこちらのサイト。

KURADASHIを初めて知ったときに試しに買ってみようと思ったが、良いと思ったのはロットが大きすぎて断念した。賞味期限は多少切れてはいいけれども、1リットル入りの甘い飲み物を2週間で12本飲むなんてのはさすがに厳しい笑 賞味期限なのでさらに2週間たっても何の問題もなさそうだが、それでも飲みきれるか分からない。共同購入の仕組みもあると、個人相手にはより売れるような気はした。

営利活動ではなくNPOのやっている例だとセカンドハーベスト・ジャパンがある。

アップサイクル

FREITAG(フライターグ)などをはじめとしたアップサイクルと呼ばれる形態も無駄をなくして商機につなげるといえる。FREITAGはトラックに使われる幌を再利用して作ったバッグを販売しているわけだが、けっこうな値段で売っている。廃棄物をうまいことデザインして価値を高めて売るというやり方。

こらも通じるものがある。

こうして廃棄物がアイデア1つでヒット商品に変わった3つの事例

廃棄物。通常なら捨ててしまうのが廃棄物だ。場合によっては捨てるのにお金がかかることもある。 が、一方で価値のないゴミが突如、価値ある商品に変わることもある。お金をかけて処分していたのが、一変してしまうというわけだ。 そんな発想の転換に成功した事例がいくつかあるので、それらをピックアップしてみた。

また、少し前から「サーキュラーエコミノー」という概念も出てきている。大量生産大量消費ではなく、無駄をなくして循環型の経済の回し方といえばいいだろうか。例えば、FREITAGのようなものもそうだし、同じものを修理しながら使い続けるなどもそうだ。

サーキュラーエコノミーという今の時流に乗ったビジネス事例

サーキュラー・エコノミー(Circular Economy)というのが注目されているというアクセンチュアの記事を読んだ。 サーキュラーというのは循環するという意味。ここでの意味は、大量生産→大量消費→大量破棄というのではなく、一度作ったものを長く使って壊れたら修理、修理できない状態になったら素材を再利用といったように、

まとめ

ということで、キャンセルや破棄といった無駄になってしまうものに対してフォーカスを当てたビジネスの話。

無駄の排除というのは個人的には好きだし、社会的にも意義あることだとも思うので支持したいところ。三方よしになりやすいビジネスでもあるように思える。

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