米ペンシルベニア大学で明らかになった研究結果が目標達成を後押しする

ユーキャンの検索トレンド

年が明けたと思ったらもう1月が終わろうとしている。時間の経つのは早いもの。
この1月というのは新年の始まりということで多くの人にとって特別な月。アメリカでは、今年こそはダイエット!ということでジムに通う人が増えるそうだ。まあ、アメリカに限らず日本でも同じようなものだろう。例えば、ダイエットではないが、資格取得などの通信講座を手がけるユーキャンのデータですぐにそれが分かる。

ユーキャンが1年で最も利益を上げる時期

1月は何かを始めるのにいい時期と思う人が多く、通信講座のユーキャンが広告費をバンバン使う月でもある。

その甲斐あってかGoogleトレンドで調べてみると、見事にこんな感じで「ユーキャン」の検索数はアップダウンする。ここまで顕著なのも面白い。

ガツンと上がっているのは、宣伝をバンバンやってる毎年1月の検索数。毎年、繰り返し宣伝しているということは儲かっているという証拠。

ところで、広告費と言えば、これから小さいながらもビジネスを始めようとしている人たちと話していると、
広告費っていくらくらい使うんですか?
ということを聞かれることがある。

人それぞれだとは思うが広告を出す目的は商品やサービスを売ること。であれば、「広告費は利益が出るならいくらでも」というのが答えだ。
といいつつも、その人が目指しているところによっても変わってくる。広告を出して月に100万円売りたいと思っている場合と、10万円売りたい場合では普通はかける金額は変わるだろう。

なお、お金が入ってくる時期が後ろにずれてしまうと、お金が回らなくなってしまうので注意しないといけない。調子にのってガンガン広告を出したはいいけれど、売上を回収するまでに時間がかかってしまうと、利益が出る前に資金が足りなくなってしまう。

研究で明らかになった目標設定をする時期とやる気の因果関係

さて、話がそれたが、ユーキャンの例でも分かるように、1月は何かを新しく始めようと思う人が多くなる時期。新しい年を迎えて心機一転しようと思う人が多いものと思う。

実際に、ペンシルベニア大学の研究者が、目標設定をする時期とやる気の因果関係を明らかにした。人は、年明けなどの新しいサイクルの始めを意識すると、何かをやろうという意欲が高まるそうだ。過去の失敗も忘れて可能性を信じられるようになり、強い意志が生まれるとのこと。これをフレッシュスタート効果というらしい。

でも、新年の時期は1年に1回だから、考えようによっては、心機一転の時期が年に1回しかないというとこになる。なので、これが裏目に出て、もう年明けて時間が経っちゃったからいいや。なんてことになって、やらない理由の1つになりかねない。

新年以外にも効果があるフレッシュスタート効果

その研究では新年だけにフレッシュスタート効果があるわけではないとしている。

節目になるタイミングであれば、誕生日、年度が変わるタイミング、あるいは月初でも、週初めでも効果が期待できるようだ。要は、自分にとっての節目の意味づけが重要ということ。アドラー心理学でいうところの自己決定性だ。新しい年を迎えてひと月が経過しようとしているが、もうじき、節分が来る。2月の節分は立春、つまり春の始まりの時期。

もし、新年のタイミングをうまく使えなかったのなら、節分という節目を活用するのは手だ。そもそも、1月1日だって人が勝手に決めたものなのだから。

我々は、自分でやらない言い訳やダメな理由を勝手につくってしまうことがあるが、反対にやる理由を勝手につくることだってできる。うまくいっている人たちは、少なくとも前者の考えではなさそうだ。

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