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辞職するGoogleのCFOパトリック・ピシェットのウソ!?こうしてイノベーションは生まれる

辞職するGoogleのCFOパトリック・ピシェットのウソ!?こうしてイノベーションは生まれる

7つの習慣のフランクリン・コヴィー・ジャパンからメルマガが来ていたので読んでみたところ、GoogleのCFO(最高財務責任者)のパトリック・ピシェット氏が辞任の挨拶をSNSで行ない話題になっていることが書かれていた。

そして、以下の

人生は素晴らしい。だが常に、あちらを立てればこちらが立たないという選択が連続する。とりわけ、仕事や職業的な努力と、家族やコミュニティーに関して」

パトリック・ピシェット

という言葉が引用されていた。なるほど確かに・・・と思う人は多いと思う。

本当にあちらを立てれば、こちらが立たないのか?

フランクリン・コヴー・ジャパンがこの言葉を紹介するのなら、ひとつ加えるべきことがあるように思えた。それでも我々は妥協しない別の選択肢を選ぶことが出来る、と。

というのも、第3案という概念を提唱しているからだ。第3案というのは第5の習慣の相乗効果を発揮するに関連した概念で、要は2つの案があったときに妥協してどちらかを選択するのではなく、より良い第3の案を見つけろということ。

そうはいっても、現実問題としてそう簡単に第3案が見つかることはない。だからといって諦めてしまったらそこで終わってしまう。7つの習慣という大変素晴らしい教えを広める組織なら、もう少し突っ込んだ話があったら良かったのになと思えた。どんな意図でメールを送っているかは分からないので、何とも言えないが。

第3の案の例

第3案の例として先日、書いたこちらの能作のKAGOという変わった食器が挙げられるのではないかと思う。

能作というのは、富山県にある老舗の金属加工会社で、純度100%の錫(スズ)でつくったKAGOという食器を製造している。見た目は、例えば、このような20cm四方の金網みたいな金属。値段はなんと1万円近くする。それでも、売れ行きは好調で三越などの百貨店でも人気だ。海外からも引き合いがある。

特徴はこちらの記事でも書いたように、ユーザーが自在に形を変えられること。非常に斬新なアイデアのもとに生まれた製品。

能作が錫(スズ)を素材にして食器をつくろうと思ったのは、小売店の現場の声に耳を傾けたから。お客さんに日々接している人の声を参考にしたのだ。

食品衛生法を調べると、食器に使える金属の一つに錫(スズ)があることが判明。錫には、酸化しにくく抗菌性もあるという特性があることも分かった。そこで、錫(スズ)を使って、しかも純度100%で食器を作ろうと決断。

使いたくても使えないリソース・・・

が、純度の高い錫(スズ)は曲がりやすいという特性があり、食器にするのには不適切というのが常識だった。なので、今まで錫(スズ)の食器なんて普通はつくられることはなかった。形の変わる食器なんてあり得ないというわけだ。

ということで、純度100%の錫(スズ)で今までにない食器を創りたいという思いがあるものの、錫(スズ)は変形しやすいので食器には向かないという状況だった。

妥協か第3案か・・・イノベーションはこうして生まれる

ここで妥協するなら、錫(スズ)以外の金属で食器を作る、あるいは、錫(スズ)で食器以外の物を作るという選択になる。

しかし、能作は違った。一人のデザイナーが「曲がるんだったら曲げて使えばいいのでは?」という今までの前提が覆るアイデアが生まれた。

その結果、ユーザーが自在に形を変えられる食器、KAGOが生まれた。

一見すると、錫(スズ)を使いたいという思いを立てれば、食器は作れない、食器を作りたいという思いを立てれば、錫(スズ)は使えない、という状況だった。だが、前提を見直すことで、妥協することなく第3の案が生まれ、新しい製品が誕生し、ヒット商品になった。

まとめとイノベーションの起こし方

必ず第3の案は存在する。科学的に証明はできないだろうけれども、第3案がないということもまた証明できないだろう。だったら、存在する例がたくさんあるのだからら、そう信じてみることが重要に思う。

イノベーションを邪魔するのは「前提」

全世界で1000万部以上出版されたビジネス書、ザ・ゴールでお馴染みのTOC(制約理論)では、柱となる4つの信念のうちの1つを「対立は必ず解消できる」という信念にしている。どんなものにも必ず何かしらの前提があると考え、前提の違いによって対立が生まれるとしている。なので、何が前提かが分かれば、対立しない第3の案を考えることができるようになるとしている。

能作のイノベーション

能作の場合、変形しやすい錫(スズ)は食器に向かないという思い込みがあった。しかし、それは食器に対する、ものの見方のひとつに過ぎない。そのものの見方で食器を見ることをやめて、別の視点で見たとき、変形する食器というものが生まれたということ。

斬新な発想に必要なのは・・・

とはいえ、あくまで結果論。いつでもイノベーションが生まれるようなプロセスを仕組み化できればいいのだが、そうたやすくはできないので、日々、考えを巡らせてトレーニングしておく必要はありそうだ。柔軟な発想はトレーニングによって培われると思うから。なんせアイデアは既存の要素の新しい組み合わせなのだから。いろんな素材が蓄積されれば、アイデアはたくさん生まれるようになるはずだ。

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