起業したい?だったら「便所サンダル」ネタで起業した男の話は知っておいた方がいい
トイレによくある写真のようないわゆる便所サンダル。ベンサンと略すらしいが、それを販売するサイトを立ち上げて年間6~7千足も売る人がいるそうだ。
最初は月に1足とか2足とかしか売れなかったようだが、今や年間で6~7千足も売るんだからすごいもの。意外なもので起業してここまで売れるようにしている人がいることにすごさを感じる。
ポイントは何だったんだろうか?
目次
便所サンダルが売れるようになった5つのポイント
便所サンダルが売れるようになったのは、次の5つがポイントだそうだ。
”便所サンダルを日本一売る男”の5つの販売術(https://gakumado.mynavi.jp/gmd/articles/15041?page=2 にあった内容だが、削除された模様。
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チャンスがあれば著名人とからめ!
マキシマムザホルモンというバンドのメンバーが便所サンダル好きで、その人にプレゼントしたそうだ。 -
自分がハマれるものを売れ!
売れれば何でもいいのではなく自分が好きなものがいい -
店長がキャラクターとして前に出ろ!
どこから買うかではなく誰から買うかを重視 -
法人からの大ロットが狙える商材を売れ!
あらかじめ大口が狙えると知った上で参入 -
まず便サン自体に興味をもってもらえ
ユーザーの裾野を広げるのが第一のため、自分のところで買わない人の質問でも答えるし、他の店を紹介することもある
このページでは他に着目できそうな点をまとめてみた。
好きなことじゃなきゃやってられない
自分のハマれるものを売れ!ということと同じ話。儲かれば誰だって嬉しいものだが、問題はそこまで持っていけるかどうか。
ビジネスなんて、やり始めていきなり結果がドンと出るようなことはそう多くはないだろう。今日、始めたら明日にはうまくいっているなんてことはまずないのが普通。ある程度、時間がかかる。なので、しばらく結果が出ない中でも出ると信じてどれだけ続けられるか?が大切になってくる。特に金銭的なリスクを抑えてやる場合には、時間がかかるのが普通だ。
また、ただ売れるだけで面白いと思ってやれる人はそれでいいのだけれど、それだけではやれない人がいるのも事実だろう。
考え方次第とは言えるんだけれども、無理に考え直しても自分の本心が歪んでしまうだけのように思える。好きでもない音楽を無理に好きになろうとしたって無理があるのと似たような感覚がある。合わないんだから。
だから、たとえば個人向けにときおり見かけるブログやアフィリエイト、転売などで稼ぎましょうみたいなのは、たとえノウハウがしっかりしていたとしても、うまくいく人、いかない人に分かれるんだろうなと思える。好きでもないことを続けるのは難しいわけで、継続して行動しなくなったら結果が出るわけはないのだから。これが唯一の原因とは言わないが、要因(=主な原因)ではあるだろう。
商品・サービスの認知度を考える
便所サンダルは誰でも知っているものの1つかと思う。日本なら学校のトイレ、温泉施設、公共施設などなどいろんなところで見かけるわけだから。
ただ、認知はされていても、一般の人にそう簡単に売れるようなものではない。
こちらの記事で書いたようにニーズには段階がある。
成功する起業のビジネスアイデアを生み出すために役立つ5つの視点| IDEASITY
無関心が最も大変でここの人たちに魅力を伝えて買ってもらうのは至難のわざであり、すでに関心を持っている人をまず狙っていくのが最もやりやすい。
なので、特にリスクを抑えた起業をしたいなら最初に取り組むのはやめたほうがいいと思える。それでもやりたいと思うのならやったらいいと思うが、資金面での体力が必要だろうから覚悟をもってやるか副業でやる、本流とは別にテスト的にやるなどのリスクヘッジ策はあったほうがいいようには思える。
好きであればうまくいくなんて甘いものではない?
ちなみに自己啓発書を読むと、好きであれば何とかなる、情熱さえあればなんとかなるなんていうことが書かれているが、そんなのは一部の人だけで、多くはそれでは足りないように思える。実際、そのとおりなのかもしれないが、そこまで信じ切ってやれる人、使命感をもってやれる人なんて少ないと思うからだ。
スキルや知識(情報ではなく体系だった知識)がないと、よほど強い思いがないと難しいのが現実だと思える。多少なりともできそうだという感覚がないことは普通はやれないのだから。逆に、スキルや知識だけでも物足りないし、ある程度で頭打ちになるだろうから、両方必要だろう。
まとめ
ということで、意外なものでビジネスをつくっている人がいるものだということで取り上げてみた。これから起業して自分で何かビジネスをやってみたいけど、どんなネタで始めたらいいか分からない、本当にできるか分からない、なんて人が、何でもビジネスになるなという感覚をもっていただけたら嬉しい限り。
どんなものでも必ずビジネスになるとは言わないが、実に様々なビジネスがあって、可能性に満ちていることだけは確かだろう。
ところで、今回の便所サンダルを販売しているのは飯田さんという方なのだが、おそらく一度、会っているような気がする。写真を見て「あれ?」という感覚はあったが、サンダルのサイトを見てフルネームを見たら確信が強まってきた。向こうは覚えてないだろうけど。
2011年か2012年の頃に職業訓練関連の事業をやっていた頃、関わっていた会社の社長が飯田さんと知り合いだということで、集客の協力をお願いした記憶がある。飯田さんが失業保険とか転職の情報提供をしているサイトを運営しているということで、そこからハローワーク・職業訓練つながりで集客できないものかと考えたので。結果は忘れてしまったが、ありがたいことでした。