2人の似た男の人生と、藤田晋さんが考える成長の早い人
7年前、2人の若者がビジネスについて教えてくれるあるセミナーに参加していた。2人とも同じ年に生まれ、理系の国立大学を出て大手の会社に入った。また、2人とも地方の出身で自分でビジネスをやりたいという思いも共通していた。
そして、その後、念願叶って2人とも会社を辞めて独立を果たした。
一人は、そこそこうまくいって会社を作り、社長になった。7年後の今、一人社長として自由にやっている。
もう一人もうまくいって会社をつくり、社長になったのは一緒。が、違いもあった。
50人近くの従業員のいる日本の会社は、後任に任せて海外に飛んだ。年商もどんどん上がって10億円に近づいている。日本と海外を行ったり来たりして収益を上げながらビジネスを楽しんでいる。
何がここまでの違いを生じさせたのか?
それは、私が思うに失敗を怖れずにチャレンジした数だ。
人間、生きていれば、不安や恐れを感じない人はいないだろう。不安や恐れを感じても、どれだけそれらを脇に置いて行動をしてきたか。ここに違いがあるように思う。
サイバーエージェントの藤田晋さんが話した内容が参考になると思うので紹介したいと思う。「失敗力カンファレンス2014」というイベントの中で話された内容だ。
特に、若い人と話していると、起業する。
新しい事業にチャレンジする、挑戦するときに、
「でも、リスクがありますから」
とか言っている。
そのリスクの内容をいろいろ聞いていると、若いので失うものなんてほとんどないんですよ。お金もどうせ持っていないし、そういう立場もない。
せいぜいがんばってきた学歴、僕にとってどうでもよさそうに見えるんですけど、そういうものを失うリスクだって言っているんです。結局、本当は
・恥をかくのが嫌だ
・叩かれるのが嫌だ
・失敗したらばかにされるのが嫌だとたかだかそんなものをリスクと言っている。
そういうところを恐れずに挑戦していった人は、結局、先に先に経験を積んでいってしまう。失敗力という意味でいうと、ある程度の失敗をしてメンタルを鍛え、経験を積み、ばかにされることを恐れない。
という人は、やっぱり若くして早く成長していってしまうというようなところはあると思います。
僕自身それを生かして20代を過ごし、30代を過ごし、40代になると多少……。参考:http://logmi.jp/33349 ※一部、読みやすくするために改行を入れたり、文を区切ったりしている
人それぞれ置かれている状況は異なるので、リスクは変わってくるものとは思う。
でも、
The greatest risk is standing stll.
(最大のリスクは、何もしないで立ち止まっていること)
という言葉もある。
現状を何とか変えたい、理想の人生を歩んでいきたいと考えているのなら、是非、現状に甘んじることなく、共にチャレンジしていければと思う。成功する保証はないけれど、逆に失敗する保証だってない。