1. TOP
  2. ビジネス
  3. 価格の実験結果から分かる高額が良い理由と価格の決め方

価格の実験結果から分かる高額が良い理由と価格の決め方

 2015/12/14 ビジネス
 
価格の実験結果から分かる高額が良い理由と価格の決め方

これからビジネスをしようと思っている人によく聞かれることが価格の話。どうやって値段を決めたらいいのか分からない、どれくらいが適性なのかが分からないといった類いの話だ。

今回は、どうやって価格を決めたらいいのか?ということをある実験結果とともにお伝えしたい。

アメリカにて行なわれた価格に関する実験の内容は「お金が薬の効果に影響を与えることはあるのだろうか?」ということだった。

お金が薬の効果に影響を与えることはあるのか?

この実験は、プラシーボ効果に関係する実験といえる。プラシーボ効果は、あなたも知っているとおり、人の思い込みだけで病気が良くなってしまうという、あの現象である。単なる砂糖の塊を医者から薬だと言われて飲んだら本当に良くなってしまった、なんて話は聞いたことがあるはず。

薬の成分に限らず価格だけを変えて成分は全く同じ薬を患者に飲ませたときに、薬の効果にどのくらい影響はあるだろうか?これを実験したのが、予想どおりに不合理 という本でも有名なダン・アリエリー氏。

余談だが、この本は非常に面白いので一読をお勧めしたいところ。うまくビジネスに活用できる部分はたくさんある。今回の価格の決め方もそうだし、値段を見せる順番も次第で高い、安いの印象が変わってしまうとか、商品やサービスの選択肢をどうするかのヒントがあったりと何かと役立つ。

価格と効果の実験はこうして行なわれた

その実験は2段階に分けて実施された。

第1段階
最初、正式な薬を投与するグループと、擬似薬を投与するグループに分けて実験を行なった。その結果、プラシーボ効果が証明され、擬似薬であっても効果があったという人が多数、現れた。このとき、薬の価格は1つ2ドル50セントと伝えていた。

第2段階
そして、次の実験も同様な形で実施した。ただ一点、薬の価格を変化させた以外は。最初の実験では、薬の値段は2ドル50セントですと伝えたが、第2段階の実験では、大幅に価格を下げて10セントと伝えたのである。

気になる実験結果は・・・?

すると、結果はどうなったか?

薬の値段を変えて実験をした結果、そこには有意な差が生じた。つまり、薬代として高い金額を払ったグループのほうが、そうでないグループよりも薬の効果が高かったのである。しかも、その差は2倍……。

では、あなたのビジネスでは商品の価格をどうする?

あなたのビジネスでは商品の価格をどうする?

この結果を考えると、自分の扱っている商品も薬の場合と同じように価格によって効果が変わる可能性がありそうだ。

なので、

  • 自信がないから価格を上げられない
  • そんな高い値段では売れない(価値を感じてくれない)のでは?
  • 高く売るのは悪いことなので安くしないと……

ということは、あまり得策ではないかもしれない。

自信がないからこそ、価格を上げてお客さんにより満足してもらえるようにする、ということも実はあり得るということが考えられる。

値段は安いほうがいいは誤り

どうせ買うなら安いほうがいいというのは、必ずしも正しくはない。たいていの場合は安いのに越したことはないのだが、例えば、お祝い品・お祝い事や記念品などはそうとは限らない。

知り合いに結婚指輪を売っている人がいるが、彼はもともと安い価格で売っていたのを一気に値上げしたところ、より売れるようになったそうだ。具体的な価格は忘れてしまったが、10万円しない結婚指輪を30万円などにしたらそのほうが良く売れるようになったとのこと。指輪の素材は変わらないのにもかかわらず。要は価格を上げた分だけ利益になったいうことになるわけで、お客さんとしても良い買物をしたと思い、提供側も利益が増えるのならお互いがプラスになっているということで、お互いが良い思いをしている。

何でもかんでも経済合理性では動かないのが人間。高いほうがきっちりしていると思ったり、記念になるものをケチるのもちょっと……とか安いのは相手に悪いとかいろいろな心理が働くわけだ。

商品やサービスの価格はどうやって決める?

値段をもっと高くするか、と考える人もいるかもしれないし、やっぱり自信がないから安くしないといけないのでは?と考える人もいるだろう。

そこで、次の2つの価格設定の目安を紹介しておきたいと思う。

価格を決める2通りの目安

価格を決める2通りの目安

大きく2つある。

  1. 競合の価格を考えて決める
  2. 原価から計算する

それぞれについては以下の通り。

競合の価格を考えて決める

同じような商品なのに競合と比べてあまりに価格差があると売れにくい。納得いく理由があれば別だが、高すぎるのはもちろん、安すぎても売れない。5分の営業電話から分かった3つのビジネス成功の秘訣という記事でも書いたとおり、購入には納得できる理由が必要。

原価から計算する

広告費やら人件費やら、いろいろと経費がかかって利益を確保しないとビジネスにならないので、原価を元に計算するという方法もある。利益をちゃんと残すには、原価率は20%くらいに抑えたいところ。リピートが期待できるのならこの限りではないが。

別に安くしてもいいけれども、事業が継続できなければ意味がない。継続的に価値を提供するからこそ、意味があるものだし、一方的に犠牲になってもしょうがない。

まとめ

いずれにしても、誰もピッタリの値段なんて教えてくれることはないし、人によって高い安いは変わるもの。価格を最終的に決めるのはビジネスをやっている、あなたであることは言うまでもない。

スポーツ関連のビジネスをやっている知り合いは一般的な価格よりも2倍、3倍の価格で売っているが、どんどん売れている。もちろん、戦略や戦術、やり方の工夫はあるが、高くても売れるものは売れる。

自分の好きなことをビジネスにするためのヒント

自分の好きなように、そして自由に生きるためにどうやってビジネスをつくっていけばいいのか? をテーマに、事例や最新のビジネスの動向、時代の流れなどを無料メルマガにてお伝えします。

例えば、

  • その辺にあるただの石ころをビジネスに変えて、億万長者になった男のやったこと
  • 個人がリスクを抑えて副業からでもビジネスを始める方法
  • ネットを使ったビジネスの種類とメリット・デメリット
  • 言葉ひとつで収益をガツンと上げた事例
  • 好きなことをビジネスにできる人、できない人の違い
  • 副業で始めやすいビジネスとは?
……等をお送りします。

\ SNSでシェアしよう! /

注目記事を受け取ろう

価格の実験結果から分かる高額が良い理由と価格の決め方

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

の人気記事をお届けします。

  • 気に入ったらブックマーク! このエントリーをはてなブックマークに追加
  • フォローしよう!

関連記事

  • Cargo、Uberに乗っかる「ツルハシビジネス」の秀逸な事例

  • 200万社の調査で判明。生き残る会社、つぶれる会社の意外な違い

  • 効果絶大だったYouTube広告事例から分かる売上を上げるコツ

  • 人の購買心理をついた買いたくなる要素と売上を伸ばす1つの要素

  • なぜ、2倍の値段のする醤油を買ってしまうのか?価格に潜む心理

  • スタンフォードの起業家による起業で失敗して倒産しないための3つの教訓