時間がないが言い訳でしかないと思わされる素晴らしい事例

時間がないが言い訳でしかないと思わされる素晴らしい事例

時間が足りない、と思ったことは誰にでもあるはず。会社員をやりながら副業で何とか好きなことで収入を得られるようになりたいが、時間が足りない・・・。今の事業を回すだけで精一杯で何とか売上アップにつなげたいが、時間が足りない・・・。仕事、家事や子育て親の面倒などやることが満載で、時間が足りない・・・。このように時間で悩む人はとても多いんじゃないかと思う。

私も飲んだら寝たことになるような都合のいい薬があれば欲しい、なんて思うことがある。(それは使ってはいけないクスリなんだよな、、、と思うと素直に寝ようと思えるが・・・)

そこで、時間のない人にとって知っておいてほしい事例があるので、紹介したい。ビジネスの話ではないが、「ない時間をどう活用して成果につなげたか?」という話なので、あなたにも役立つことだろうと思う。

なぜ、人数の足りない弱小チームが全国大会に行けたのか?

静岡県にあるその高校には、ラグビー部がある。そのラグビー部に一人の教員が監督として招かれた。当時、そのラグビー部には部員は12人しかおらず、弱小チームだった。

時間以外にもないものだらけで、制約づくし

監督は何とか強豪チームにしようと思うがそこには大きな制約があった。学校の規定で毎日部活に専念することはできず、時間という大きな制約があった。部活に使える日は火、木、土の3日で1回当たり90分。さらち、11月から2月の冬の間は、土曜以外は1回の部活の時間は60分だけ。

グランドは他の部活もあるので、1/4だけしか使えない。設備がないので、ナイターもできないし、トレーニングルームもない。

ということで、使える資源がほとんどない状況だったわけだ。

ラグビーには、うといので詳しくは分からないが確か1チーム15人だったはずだ。なので、そもそも人数が足りないところからのスタートだったことになる。

それでも全国大会に進出できた

そんな状況下でありながら、なんとラグビーの全国大会である「花園」に出場。そして、優勝とまではいかないものの、1勝を上げることに成功した。今部員は12人から55人に増えたそうだ。

時間のない中、どうやって?

こちらの日経のインタビュー記事がもととなっているので、詳細は日経の記事を見ていただければと思う。

監督の素晴らしいなと思った発言をピックアップしてみる。いずれも日経の記事から抜粋している。

まず、練習が1日60分しかできないから足りない、ではなく、60分しか耐えられない練習、すなわち61分やったら倒れてしまうような密度の濃い練習にすればいいのではないか、と考えたのです。

練習時間が長いと、本来やらなくてもいい、ルーティンワークのような惰性的なメニューがどうしても入ってくるんです。それって意味がない。逆に言うと、3時間やりたいのに60分しかない場合、そのメニューをどうやって60分へ凝縮しようかと考えた方が、よっぽどいい練習になるはずです。

短時間でスタミナをつけるのは限界があります。毎日3時間走り込みをしているチームには、どうしてもスタミナで負けてしまう。だけど、私たちには1日60分、または90分しかないという現実がある。ではどうすればいいか。試合中、できるだけ疲れないようにすればいいんじゃないか、というのが私の発想です。

~中略~

ラグビーというのはどこでどんなスピードが求められるのか、解析してみました。トップスピードで走る時間はわずかで、70%程度の力で走る時間が非常に長いスポーツであることが分かったんです。そこでいかに疲れないかが、スタミナ維持のポイントになるはずです。

時間がないと嘆くのではなくて、こう考える

何がポイントだろうか?私が思うのは次の2点+1。

  1. ないものに目を向けて、できない理由を探すのではなく、どうしたらできるのか?ということを考えるということ。
  2. 目的を意識した上で、何が必要なのか?ということを自分の頭で考え、本当に重要なことに集中すること。
  3. (きちっと行動に移すこと)

プラス1としたのは、3.に関しては当然のことというか前提なのだが、抜けるケースがあるので明示しただけだから。ビジネスにおいてもまったく同じことが言えるだろうと思える。

できない理由をいくら探したところで、それをどうするか?まで考えなければ、何も変わらない。

効果のあることに力を注ぐから結果に結びつきやすくなる。

できると思ったとしても、気持ちだけが高ぶっていて、肝心の行動に結びつかなければ、何も変わらない。

おそらく冒頭の悩みを抱く人の多くは、たとえ時間をもっと与えられたとしても、問題は解決しないんじゃないかと思う。時間がないのが原因ではなく、考え方や時間の使い方が間違っていることが原因であることが多いと思うから。

時間の使い方に関するエピソード

時間に関してはこんなエピソードも考えさせられる。

なぜ、一部の人たちだけが時間がなくても成功できるのか?| IDEASITY

まとめ

ということで、もし、あなたが時間がなくて思うように動けていないというなら、

「時間のない中でも、どうしたらいいか?」

を考えてみてはどうだろうか?

自分自身も時間の使い方を考えないとな、と思わされたので、振り返ってみたい。

ちなみに、2014年の静岡県の高校ラグビーは11の高校しか出場していない。なので、全国大会といっても野球やサッカーと比べたらハードルは低いだろう。が、重要なことは制約があったとしても、それをどう捉えて、成果に結びつける行動をとるか?ということ。

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From:@ksaito54 恵比寿のスタバより

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