国別でこんなに変わる「1時間」の価値

国別でこんなに変わる「1時間」の価値

時給750円。これは、私が学生の頃にホームセンターでアルバイトをしていたときの時給。学生のときに税務署でも繁忙期のときだけ一時的にアルバイトをしたことがあるが、そのときは時給700円だったような気がする。

東京じゃ最低時給に満たないが、田舎じゃこんなものじゃないかと思う。今は多少は上がったような感はあるが、そこまで変わらない。

さて、あなたもご存じのとおり、時給というのは1時間あたりの労働に対して払われる金額。なので、時給750円ということは1時間働くと750円もらえる。この場合の1時間の価値は750円になると考えてよさそうだ。

そこでこんな質問をしてみたい。

あなたにとって、1時間はどれだけの価値があるだろうか?

あなたは1時間はいくらの価値と考える?

プライスレス! というのはここではなしにしていただいて、もし、金額にしたら? と考えてみていただきたい。

いくらと考えただろうか?

日本人平均と海外3ヶ国の平均はいくらか

2007年の5月にカシオ計算機が日本、ドイツ、アメリカ、中国の4ヶ国にて、時間の感覚に関してアンケートを実施した。対象者は、20~40歳の男女(各国100名ずつ。ソースは日経BPの記事(http://www.nikkeibp.co.jp/news/biz07q2/534506/)だが、URLが無効になってしまった)。

その結果、日本人が考える1時間の価値は平均すると9193円となった。ドイツは263ユーロ(1ユーロ135円換算で、35,505円)。アメリカは327ドル(1ドル120円換算で、39,240円)。中国は649元(1元18円換算で、11,682円)。

まとめると、4ヶ国の1時間の価値は以下のとおり。

  • 日本:9,193円
  • ドイツ:35,505円
  • アメリカ:39,240円
  • 中国:11,682円

日本人が考える1時間の価値はアメリカとドイツと比べると実に4倍近い開きがある。

さて、あなたはいくらだと考えただろうか? 平均値はあくまで平均という意味しかないので、いくらだろうとあなたには何の関係もないのだけれども。

あなたにとって時間とは?

国別でこんなに変わる「1時間」の価値

さて、時間って何だろうか? と考えると、命と捉えることもできるんじゃないかと思う。人それぞれ持ち時間は違うが、いつ終わるかは分からない。なので、自殺でもしない限り、この日に死ぬという予定を立てることはできない。

そもそも、あらかじめそのときを知ることができたとしても、あまり知りたくはないだろう。

最高の人生の見つけ方(The Bucket List)という映画の中で、こんなシーンがある。(最高の人生の見つけ方は、たまたま病室で居合わせた2人の高齢者が、余命半年から1年と医者から宣告され、残りの人生を2人でやりたいこと(バケットリスト)をリストアップしてそれを実行していくという話)

「最高の人生の見つけ方」のあらすじと感想、バケットリストの例

好きなことをして生きる、やりたいことをやって後悔なく人生の最期を迎えたいと思うのなら、最高の人生の見つけ方という映画は非常にいい映画かと思う。考えさせられる内容だろう。 ということで簡単な内容(あらすじ)と感想、映画のタイトル(放題は「最高の人生の見つけ方」だが、もともとは「The Bucket List」)にもなっているバケットリストに関しても触れてみる。 最高の人生の見つけ方のあらすじ お金をたくさん持っていても、後悔なく死を迎えられるとは限らない。よく言われることかと思うので、何かしらの形で一度はどこかで聞いたことがあるかと思う。

それは、主人公の一人が医者から余命半年から1年だ、と宣告を受けたときのシーンだ。

ある調査で1000人を対象にこう聞いた。

「自分が死ぬ日を知りたいか?」

96%が”ノー”と答えた

私は4%の方だった。

遺された日数を知れば開放される気がしたのだ。

だが実際はそうじゃなかった。
 
 
映画、最高の人生の見つけ方より

後悔することのないように生きたければ、自分が何を大切にしていて、どうしたいか?

ということをきっちり考えておく必要がありそうだ。

死というものを考えるうえでは、こちらもとても興味深い。

TED動画:救急救命士が語る、人が死ぬ間際に求める3つのこと

死ぬ間際に人が求めるはこの3つ その日は突然やってくる―。 ニューヨークにて救急救命士として活動しているマシューオライリーさんは、多くの人の死に直面してきた。突然の事故、突然の発作などなど。もちろん、助けた命もたくさんあるだろうが、残念ながら致命傷を負ってもう手の施しようがない・・・。というケースも数多くあった。 「私は死ぬんでしょうか?」 これは、致命傷を負っている人が死を目前にして、よく聞く質問だ。マシューさんは初め、慰めようと本当のことは言わずにいたそうだ。 が、ある事故を境に本当のことを伝えるようにした。あなたは死ぬんだということをストレートに伝えたのである。 すると、、、

後悔したくないのならやりたいことを把握する

後悔しないためにも、最高の人生の見つけ方の主人公のように自分のやりたいことをリストアップするのはいい。1年に1回、1月1日になるとやるけれども、それっきりなんてことはないだろうか?

繰り返し書いたり、見返したりするのはお勧め。項目によってはもういいやと思えることもあるし、これはどうしてもやりたいと思うこともあって、自分のことがだんだんと分かってくるからだ。

そういえば、これ実現したな、なんてことも中にはある。もし、なかなか思いつかない場合は

  • 自分が大切だと思うこと
  • 他人や社会のためになると思うこと
  • お金、資産に関すること
  • 仕事、ビジネスに関すること
  • 健康に関すること
  • 成長に関すること
  • 家族に関すること
  • 人のつながりに関すること

といった思考の軸があると出やすいだろう。

バケットリストの例

ちなみに、先ほどの最高の人生の見つけ方という映画の中でバケットリスト(死ぬまでにやりたいことリスト)として書かれている内容の一部はこんな内容。

  • 荘厳な景色を見る
  • 見ず知らずの人に親切にする
  • 泣くほど笑う
  • マスタングの運転
  • 世界一の美女にキスをする
  • 入れ墨を掘る
  • スカイダイビング
  • ストーンヘンジを見る
  • ローマを見る(行く)
  • ピラミッドを見る
  • タージマハルに行く
  • 香港に行く

価値観は人それぞれなので、どんな人生にしたいかも人それぞれ。私は好きなことをやって楽しめるのが一番かと思っている。なので、仕事は仕事と分けるのもいいけれども、自分に合った好きなことが仕事になっていれば最高かなと思える。

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