行動が必要と思っても行動できない?だったらこれを読むといい

行動が必要と思っても行動できない?だったらこれを読むといい

1年か2年前に都内の家電量販店に行った。何気なくフロアを歩いていると、

「何だ・・・!?」

と、あるものに目がとまった。そこにあったのは、モニターに映し出された映像。

「これはすごい映像だな・・・」

なんて思って見とれていたモニターの脇には、ビデオカメラが置かれていた。どうやらそのカメラで撮っているようだ。

機能不足では?と思えるカメラがバカ売れ

ただ、そのカメラは普通のビデオカメラと比べると、ちょっと機能が足りなくないか?と思えるようなカメラ。

今どきのビデオカメラなら手ぶれ防止機能なんて当たり前だが、そのカメラには手ぶれ防止機能はない。それどころか、ズームの機能もないし、液晶モニターすらついていない。

が、そのカメラ、GoProはここ数年で一気に売れ出した。2011年に114.5万台売れ、2012年は231.6万台、2013年には384.9万台売れたそうだ。

なぜ、GoProはバカ売れした?

そのカメラはGo Proというカメラで、サーフィン好きの一人の男性が開発したカメラだ。

  • サーフボードにつけてサーフィンを楽しむ
  • 自分の頭につけて自転車に乗る
  • ヨットの床につけてセーリングを楽しむ

などなど、これまでのビデオカメラとは違った視点で撮影ができる。そのインパクトたるや絶大で、見た者をすぐに魅了してしまう。例えば、この動画は3800万回以上も再生されている。

高度3万メートル上空からの映像、レーシングカーの運転席から見た映像、プロスキーヤーやサーファーなどの頭にカメラを設置した映像スカイダイビングの様子を間近で捉えた映像、などなど、かなりのインパクト。

しかも、自分でもそのインパクトのある映像が撮れるとあって、映像を見て買う人がたくさんいた。そして、撮った映像をYouTubeにアップ、その映像を見た人がまた・・・という具合にSNSで話題が話題を呼んで世界中に広がっていった。

ソーシャルの時代にバカ売れした好例だろう。

GoProが生まれたのは2002年で日の目を見ない日が続いた後のブレイク

ちなみに、GoProは2002年頃にアイデアが生まれ、試作を続けて2004年に発売開始したそうだ。最初の年に売れたのは1500台。それが今は年間300万以上も売れている。

そこまで売れるようになるために続けられたのは、自分のやりたいことだったからだろうと思える。途中、製品に不具合があったまま市場に出てしまうなど、いろんな問題が起こりながらも、乗り越えてきた。情熱がないとここまでやりきるのは難しいのではないだろうか。やっぱり、人間、好きなことをやるのがいいなと思えてならない。

でも、一部のすごい起業家だけの話では?

当然、何でもかんでも、GoProのようにうまくいくとは限らないし、誰もが同じような結果を得られるとも限らない。しかし、一部のすごい人だけが享受できるというわけでもない。

というのも、GoProほどではないにしても、ネットの力でいろんな成果が上がっているからだ。



・Twitterがきっかけで漫画が生まれる
・Twitterがの1つぶやきでアプリが大量にダウンロードされる
・ブログがきっかけでTV出演
・ブログを書き続けていたらそのまま脱サラ
・サイトにストーリーを書いたら書籍化+映画化

などなど、まだまだたくさんあるだろう。

それら1つ1つを

「あの人はすごいから・・・」

で片付けてしまうのは、随分と都合の良いことではないだろうか?と思ってしまう。

結果が出たら初めからすごかった、結果がでなければ普通とみなしているようにしか思えない。もちろん、初めからすごい人もいるだろうけれども、そこまで多くはないんじゃないかと思う。うまくいったのは、結果につながる行動をしたからと考えたほうが自然だと思うのだが、どうだろう?

誰にでもチャンスがあるとは頭で分かっていても、動けないなら・・・

が、行動、行動と言われても、行動できない人は多い。

主な理由は、


・自信がない
・結果が出るか分からない
・失敗したらイヤだ

といったところだろう。

ただ、残念ながら、行動したからといって必ずうまくいくとは限らないが、行動しなければうまくいくことはない。つまり、成功するためには、行動は必要条件ではあるが、十分条件ではないということ。

じゃあどうすればいいのか?

となると、好きなことや関心の高いことをやるのがいいのかなと思える。それで、経済的にうまくいくかは分からないが、他で稼ぎを得ながらでも時間をつくって続けることはできるだろう。続けていれば、最初はうまくできなくても、だんだんと成長していってうまくできるようになってくいのが普通だし、可能性が常に開いていることになる。

何かしら、行動をしていると、それがきっかけで想定外のことが起こることがある。例えば、先日、私が書いた奥田浩美さんの記事はいつの間にか、奥田さん本人が紹介していた。おかげで、突如アクセスが伸びた。別の記事も誰かが検索で見つけて、急激にアクセスが伸びたし、私が寄稿しているビジネススクールのメルマガを読んでくれている人のつながりで、突如メルマガ読者が増えた。

だからといって、それですぐに売上げが上がったとか、直接的な効果があったわけではない。でも、何か行動を起こせば、何かしらにつながるかもしれないが、行動しなければ何も起こらないということ。

ハインリッヒの法則はビジネスの成否にも当てはまる?

労働災害に関する経験則にハインリッヒの法則というものがある。1つの重大な災害の裏には、29の軽い事故があってさらにその裏には、300の異常があるという経験則だ。その数字から、1:29:300の法則なんて呼ばれることもある。

必ずしも数字が一致するとは限らないが、これって概念自体は逆のことにも通ずるものがあるんじゃないかと思える。要は、1つの大きな成果の前には、ちょっとした成果がいくつかあり、その前にはもっと軽い成果がある、といったように。

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From:@ksaito54 大手町のスタバより

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