アリの通販で月150万円の事例と起業で狙うべき市場
アリ。東京じゃあまり見かけない昆虫のアリ。それを個人がネットで販売していて月に150万円くらい売れているらしい。少し前にそんな話を聞いた。売れる月は150万円で通常はもっと少ないのかもしれないし、いつもそのくらいで売れるときはもっと売れるのかもしれない。ただ、事実としてアリを売ってひと月に150万円に売れたということ。
アリは、こちらのAnt Room Web Shopというところで、販売している。
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売れなそうでも売れるし、売れそうでも売れない
最初、アリがそんなに売れるとは……と思ったが、これってもっと売れるんじゃ? という気がする。マニアックな世界は熱いからだ。
ほとんど何も知らないので何とも言えないところはあるが、検索しても広告は出ないし、競合は1つくらいしか見当たらなかった。でも、150万円売れるということは、やり方次第でもっと売れそうな気がするのだが、どうだろうか?
トランポリンとかレオタードを売っている人もけっこうな売上になるそうだし、ジャガイモにメッセージ書いて贈るだけで月に100万円売った若者もいるわけだし。
変わったジャガイモをビジネスにして月に100万円の利益にした若者
ある日、突如、変わったジャガイモが家に贈られてきた。こんな経験をしたアメリカ人が何人もいる。彼らの家に届けられたジャガイモは一見すると普通のジャガイモ。だが、表面を見ると何やら文字が書かれている。
一方、その反対もある。先日、これは売れるだろうと意気込んである商品を売るためのサイトを新しくつくった。準備ができた時点でお客さんを集めたのだが、結果、全然売れなかった……。他の人も関わっているので具体的にコレというのは言えないのだが、スポーツに関連した商品。もう少し反応良くてもいいじゃないと思えた(笑)
他の商品は売れていて市場はあるので、メッセージが悪いということなんだけれど、まさかあそこまで反応がないとは思わず、驚きだった。これから改善していって売上が上がるようにはしていくつもりだが、予定が狂ってしまった。予定なんてそんなものだけれど。
大きな市場の一部を狙うか、小さな市場をごっそり狙うか
あなたがこれからビジネスをやるのなら何をやるにしても、何に取り組むか?というのはとても大切。何がやりたいかというこも大切だが、市場が全然ない分野、あってもニーズとマッチしていないものはまず売れない。自ら市場を作るくらいの勢いでないと難しいだろう。そこまでいくと、大きな資本が必要だったり時間がかかることが多いだろうから、リスクが高くなるのでよほど好きなことでないと厳しい。
大きな市場の一部を狙う
ライザップがゴルフに進出したようだが、これは大きなな市場の一部を狙うという良い事例。その前のダイエットもそう。もっとも、ライザップはスモールビジネスとは言えないとは思うし、一部といってもその大きさが個人レベルとは桁が違うだろうけれども。
前に英語関連のビジネスに関わったことがあるが、そのときにはけっこうな数が売れた。正直、売り方が……というところがあったが、3ヶ月で1億とまではいかなかったが、7,8千万円単位の規模にはなった。裏方にいたので、販売には直接関わっていなかったが、けっこういい加減でも大きな市場は売れるものだなと思った。数で押し切った感があった。
ところで、大きな市場といっても漠然としていると思うので、ひとつの目安を。マス向けの広告を出しても成り立つ分野と考えればいいかと思う。例えば、電車の中で見かける広告を見ると分かる。転職、英語、脱毛、ウェディングあとはキャッシングなどもそうだろう。たいていは出ている。
他にも雑誌の種類がやたら多い分野もそう。雑誌はほぼ広告で成り立っているからだ。その観点をもって本屋に行ってみると、ゴルフの市場は大きいということが分かるはずだ。たくさんの雑誌が並んでいる。
大きな市場のデメリット
ただ、大きな市場を狙う上でのデメリットとしては、競合も多いということ。なので、他との違いをできるだけ明確にしないと売れにくい。普通に広告を出そうにも費用が高騰するので、高いセールス力(商品力を含めた意味で)も必要。
小さな市場をごっそり狙う(ニッチ)
大きな市場は取り組む人がたくさんいる分、競合が多い。一方、小さな市場、ニッチな分野は競合が少ないのが普通。今回のアリなんてまさにそう。あとは、知り合いに特殊な指輪を売っている人がいるのだが、彼の場合もお客さんの絶対数は少ないが、必要とされるので売れている。
小さな市場を狙うデメリット
デメリットはそもそも見つからないということと、小さすぎて十分に売れない可能性もあるということ。
アリに関しては言われれば、ああそうかとなるが、なかなか発想として出てこないだろう。また、市場が小さすぎて商売にならないこともあるのも事実かと思う。
まとめ
残念ながら好きなことが自分が当初思っていたとおりにビジネスになるとは限らない。ビジネスは相手あってのことなので、買ってくれる人がいないと成り立たないからだ。ただ、妥協することと自分の思っていることを変えることは別物。
自分のやりたいことと市場の両方を考慮して妥協することなく、進めていきたいもの。