ネットショップで販売を妨げるポイントと、商売のうまい店のやっていることの違い
変わったものを飲み食いするのが好きでよくいろんなものを買っては失敗している笑
たくさんあるけれども、例えば、こんな感じだ。
- 土のグラタン
- 青い色をしたカレー
- インド人完全無視カレー
- 蛙の唐揚げ
- ガリガリ君変な味シリーズ
- ペプシ変な味シリーズ
- ハッピーターンアイス
など、他にも数え切れないくらいいろいろと食べては、人に引かれ笑、おいしくないと思いつつもやめられずにいる。そもそも、うまいとかマズイとかではなくどんな味がするか? が重要ポイントなので、やめる気はないけれど笑
で、先日、面白いものを知ったのでまた好奇心に火が付いて試しに買おうと思った。近所に店はなかったので通販で買うかと思ったらネットでものを売るときに大切な要素がけっこう抜けてるな、というポイントがいくつかあったのでそれをお伝えしたい。
批判するわけではないのだけれど、ダメ出しみたいな話にもなるかと思う。具体的な商品を書くとすぐにどれか分かってしまい、悪い印象を与えかねないと思うので、その辺は伏せて進める。
目次
申し込み率が下がると思える7つのNGポイント
これが全てではないし、気にしない人もいるとは思うが、ネットでものを売るときのポイントは相手に合わせてページは変わらないので、多くの人に対応できるように疑問や障壁を
できるだけ最大限にとるのが基本。
ということで障壁になりそうな気がした点を挙げてみたら以下の7つになった。
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支払いが銀行振込と代引しかなくカード決済がない
個人的にはカードならすぐに決済できて楽だし、手数料もかからないのが普通なので最も使いやすいし、カードの需要は明らかにあると思える -
いつ発送なのか分からない
早く欲しい身としては気になる要素。また、再配達は時間ロスになるし、配達する人にも迷惑なので、受取の日時は知りたいもの。 -
送ってくれる日にちの指定ができない
希望の日時が選べなかったのは他の通販に慣れているとストレスになりそう。ただし、時間の指定はできたのでこの点はいいなと思えた。 -
原材料が分からない
何を使っているか気にする人がいると申し込みの手が止まる。例えば、個人的には人工甘味料が嫌いなので入っていたら買わないことはよくある(安全性云々は知らないが、そもそも変な甘みで気持ち悪い)。このくらいの嗜好レベルの話ならまだマシだが、アレルギー関連を気にする人は手が出せなくなるはずだ。 -
土日も発送しているのかが分からない
早く欲しい身としては特に金曜の夜に買うとなると、支払い方法を銀振か代引きかのどっちにしたらいいか迷うことになる。たいした違いはないのだけれど、土日も発送するなら代引きのほうが早いし、そうでないなら銀振のほうが手数料が安くすむ可能性がある。 -
オファー内容を確かめられない
「ギフトにも」とページには書かれていたが、肝心のギフト用の包装がされるのか? とか熨斗はあるの? という疑問が解消されなかった。 -
振込先の銀行が分からない
手数料の問題。同じ銀行なら手数料が安くなるならそれを選びたいもの。
実際に買ってみると……
いろいろと申し込みしにくいなと思いながらも、好奇心のほうが強いので、障壁をはねのけて買ってみると……。送料と代引手数料で35%も金額が増えてしまったので、残念な気持ちに。
送料はしょうがないとしても、カード決済さえあれば余計な手数料もかからないし(店側はかかるのだけれど、消費者としては自分のことにしか目がいかないだろう)、現金も用意しなくていいのに、とは思った。
一方で良かった点を挙げると……
良い点は時間帯の指定ができたこと。また、フォームに郵便番号を入れると住所をアシスト入力してくれる機能があったことくらいかなと思う。
今回は好奇心が勝っていたので買ったけれども、普通の商品なら離脱者は多いように思える。
商売がうまいところは、こうしている
一方、私がリピートしている商品の1つにキムチがある。ここは全然違っている。通販に慣れているというかきっちりしていて、改善を繰り返しているように思える。
ポイントは、以下のとおり。
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会員登録したら送料と同じ金額が使える
ポイントがつき実質送料無料になるため、会員登録もされやすいし、初回の人もそれならお試ししやすい。 -
原材料を明記してあり、何が入っているか分かる。
個人的には、甘いキムチが嫌いな身としては余計な砂糖が入っていないのは必要条件。 - 配達予定日と時間帯を選択できるので、いつ届くのかが分かる。
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商品のレビューを書いてくれるようにきっちりフォローしてくる。
もちろん、ポイントがもらえるインセンティブつき。 - AmazonのアカウントがあればAmazonに登録してあるカードで決済ができる
という点。
こちらの人の購買心理をついた買いたくなる要素と売上を伸ばす1つの要素でも書いたが、Amazon決済を取り入れてるのはさすがだなと思えた。
キムチの通販と比べると、味云々の前に勝負ありという感じだ(別に勝負はしていないけれど……)。
小さな違いが積み重なると大きな違いになる
こういうのが毎日、繰り返されることになるわけだから、積み重なったらどれだけ差になるのだろうか? という感覚だった。
私が変わったものを買った前者の会社はある程度、規模があって長く続いているやっている会社なので、カード決済なんてすぐにでも導入できるはず。なのでさっさとやっておけばいいのにとは思えた。
売れるものは売れるのだけれど、こうしたやればすぐにでも改善できると思えることが残っているのはもったいない。販売ページのコピーの改善なども大切だが、こうした注文という部分も真剣にやらないとせっかくの販売努力が最後でひっくり返ってしまう。