「最高の人生の見つけ方」のあらすじと感想、バケットリストの例

「最高の人生の見つけ方」のあらすじと感想、バケットリストの例

好きなことをして生きる、やりたいことをやって後悔なく人生の最期を迎えたいと思うのなら、最高の人生の見つけ方という映画は非常にいい映画かと思う。考えさせられる内容だろう。

ということで簡単な内容(あらすじ)と感想、映画のタイトル(放題は「最高の人生の見つけ方」だが、もともとは「The Bucket List」)にもなっているバケットリストに関しても触れてみる。

最高の人生の見つけ方のあらすじ

お金をたくさん持っていても、後悔なく死を迎えられるとは限らない。よく言われることかと思うので、何かしらの形で一度はどこかで聞いたことがあるかと思う。

一方、真面目に働き、家族のためにも時間を使ってきたからといっても、後悔なく死を迎えられるとは限らない。こちらは、比較的聞くことは少ないかもしれないが、事実だろう。

The Bucket List(邦題:最高の人生の見つけ方)というの映画に登場する2人の人物がそれを表している。

ストーリーの中心となるのは2人の高齢者。1人は、お金を儲けること、会社を拡大することばかりを考えてきた金持ちの経営者。もう1人は、奥さんや子供、仕事など、いろんな責任を背負いながら真面目に生きてきた自動車整備士。

2人は、とある病院に入院することになり、病室でたまたま一緒になる。

前者のジャック・ニコルソンが演じる病院経営者のエドワードはお金は使い切れないほど持っている。だが、家族からは見放され、病気に見舞いに来る人もビジネスライクな秘書しかいない。お金はあるけど、幸せではないと言えそうな典型的な人物像だ。

一方、後者のモーガン・フリーマンが演じるの自動車整備士のカーターはどうだろう。46年もの間、自動車整備士として働き、家族のためにも時間を使ってきた。金持ちとは言えないが、エドワードとは対照的に家族がいつも見舞いに来る。

カーターはエドワードと比べると幸せそうに見える。しかし、学生の頃に作ったやりたいことリストをずっとそのままにしてきたのである。仕事や家族には時間を使ってきたが、自分のための時間は使ってこなかったのだ。気がつくと、時間が何十年と経過しており、やりたいことリスト(バケットリスト)に書いたことが日の目を見ることはなかった。

そんな2人がたまたま病室が一緒となり、2人とも余命半年と宣言されてしまう。

そんななか、2人は話をしているうちにカーターのバケットリストの話になる。そして、残りの人生を楽しむために改めてバケットリストを書いてそれらを実行してくことになり、エドワードの潤沢な資金を使って2人は人生最後の旅に出る。

最高の人生の見つけ方の感想、ラスト

感想としては見ていて清々しくなるとても良い映画。3回は見た。

後悔しないようにやりたいことはどんどんやらないとな、と思わされる。先延ばしして死んだら意味がないし、やってみたら意外とできるものだし。私は世界一周をしてきたが、これは本当にやってよかったと思っているし、やる気になればできる。

ただ、先を考えずに突き進んだので、その後に苦労はした笑 でも、思い切ったことをやらずにそのままの人生を送っていたとしても、程度の差はあれどうせ苦労はするはず。だったら、自分の進みたい方向に進んで苦労したほうがマシだ。

話があらすじからそれてしまったが、この映画のラストは感動的だった。まだ見ていない人もいると思うので、ネタバレにならないようにラストは概要だけ紹介する。

バケットリスト(死ぬまでにやりたいことリスト)に残っていたあの項目はこうやって実現させたのか! と思える内容になっていた。個人的にはすごく好きなシーンなので、是非とも見ていただきたいもの。

ストーリー中に出てくる名言(印象的だった言葉)

あと、映画のなかで良かったのがこちらのセリフ。名言といえるかは分からないが、印象的だった。

ある調査で1000人を対象にこう聞いた。
自分が死ぬ日を知りたいか?96%がノーと答えた。

私は4%の方だった。
残された日数を知れば、開放される気がしたのだ。

だが実際はそうじゃなかった。
 
〜映画、最高の人生の見つけ方のワンシーンより〜

実際に自分が死を目の前にしたときにどう思うかはわからないが、死を目前にした人の気持ちをうまく描いているような気はした。

後悔のない人生を生きるために

幸か不幸かはその人が決めるので何とも言えない。だが、人生が終わるときに後悔が残るのは多くの人にとってあまりいいものではないだろう。お金を求めようとも、真面目に働いて家族にも時間を使ってきたとしても。

映画では、バケットリストというやりたいことを書いたリストに書かれたことを1つずつ実行していく。自分のやりたいことをできているか? というのが後悔のない人生をポイントになっているように思う。

バケットリスト(死ぬまでにやりたいことリスト)の書き方

あなたもやりたいと思ったことをやりきって生きたいということであれば、映画のタイトルにもなっている「Bucket list」を作ってみるのはどうだろう?

やり方は簡単で、やりたいと思っていることをひたすら書くだけ。

映画の中で出てくるのはこんな内容。

荘厳な景色を見る
見ず知らずの人に親切にする
泣くほど笑う
マスタングの運転
世界一の美女にキスをする
入れ墨を掘る
スカイダイビング
ストーンヘンジを見る
ローマを見る(行く)
ピラミッドを見る
タージマハルに行く
香港に行く
 
〜映画、最高の人生の見つけ方のワンシーンより〜

実際に書いてみた人の中には、こんな内容を書いている人もいる。

1.大きなスポーツイベントに参加する(オリンピックなど)
2.大きなパーティを開いて知り合い全員招待する
3.イルカと一緒に泳ぐ
4.スカイダイビングに挑戦する
5.道端で自画像を描いてもらう
6.外国語を習い使う
7.ドイツの裸ビーチで裸で泳ぐ
8.スペースシャトルの発射を生で見る
9.太ることを気にせず1日中ジャンクフードを食べる
10.エキストラとして映画に出演する
11.誰かに自分の人生について語る(詳細まで)
12.森林に行ってスケッチする
13.サーフィンを習う
14.アイススケーティングを習う
15.絶景が見える部屋に泊まる
16.コービー豆の木を育てる
17.素直に褒め言葉を受け止める
18.安い世界旅行をする
19.1日に3人の異性とデートする
20.お母さんに100本のお花を買いありがとうと言う
21.テレビ番組のオーディエンスとして参加する
22.月行きのゲストリストに名前だけ書く
23.ボトルにメモを入れて海に流す
24.砂漠でラクダに乗る
25.お隣さんと仲良くなる
26.バナナの木を植える
27.NOを言えるようにする
28.好きな有名人に手紙を書く
29.国会議事堂に行って関係者と政治の話をする
30.ボールルームダンスを習う
31.調理されたありを食べる
32.ボスになる
33.なんでも諦められるような恋に落ちる
34.アジアに通るシベリアエクスプレスに乗る
35.裁判に参加する
36.小説を書く
37.坂道を全速力で走る
38.一日中クラブで踊って次の日会社に行く
39.ラスベガスに行く
40.誰かの指導者になる
41.滝下でシャワーを浴びる
42.給料を交渉する
43.楽器を習う
44.外国人に日本語を教える
45.ビジネスクラスかファーストクラスに乗る
46.一人で夜墓場で過ごす
47.大きな目標を決めて達成する
48.月食を見る
49.リゾート地で大晦日を過ごす
50.重力がない空間を体験する
51.助けが必要な人を最後まで助ける
52.大衆の前で歌を歌う
53.会ったばかりの人をデートに誘う
54.中国の端から端まで旅行する
55.本当に恥ずかしい思いをする
56.高級でオシャレなビジネススーツを買う
57.遺言証を書く
58.星の下で眠る
59.一番高いまたは速いローラーコースターに乗る
60.一番効率の高いクレーム方法を見つける。そして使う。
61.ブラジルのお祭りに参加する
62.一日中最高作の小説を読む
63.1番許せない人を許す
64.手品芸を学ぶ
65.運転免許をとる
66.好きな仕事を見つける
67.サンタクロスと一緒に写真を撮る
68.怖いものを克服する
69.グランドキャニオンでカヌーを楽しむ
70.名前が載せれる寄付をする
71.自分の家をデザインする
72.ガーデンをする
73.好みの体系になるまで運動する
74.一日中電気製品を使わない
75.自分のことを好きになる
76.大衆の前でスピーチをする
77.オーストラリアのグレートバリアリーフでスキューバダイビングをする
78.気球に乗る
79.大きなコンサートに行く
80.お見合いで知り合った人と親友になる
81.普段弁護士に任せている仕事を自分で解決してみる
82.大金を寄付する
83.カジノで大金を賭ける
84.誰かにぶどうを食べさせてもらう
85.好きな人にマッサージをする
86.人が多いところで突然笑う
87.キッチンを水葺き100回!
88.釣りに行って、バーベキューをする
89.自分のウェブサイトを作る
90.夢をコントロールする
91.1時間頭をからっぽにする
92.家族の歴史を表にまとめる
93.ホールインワンを決める
94.マラソンに参加する
95.オーブンを使ってケーキを焼く
96.お寺で1週間過ごす
97.貧しい国でボランティア活動をする
98.結婚して子供を持つ
99.自分の人生を振り返る
100.全ての所持品を整理する

参考:「最高の人生の見つけ方」実践

もし、なかなか書けないという場合は、思考の軸があると書きやすい。

  • 自分が大切だと思うこと
  • 他人や社会のためになると思うこと
  • お金、資産に関すること
  • 仕事、ビジネスに関すること
  • 健康に関すること
  • 成長に関すること
  • 家族に関すること
  • 人のつながりに関すること

など。

そして、書いただけで実行しなかったら意味がないので、定期的に見直したり、日付を入れるといいかと思う。

バケットリストを実行するためには?

ただ、やりたいことをやろうと思っても、日常の忙しさや現実という壁を目にしてしまうと行動に移せないこともあるだろうと思う。思い立ったその瞬間はいいのだけれど、時間が経つにつれて気持ちが続かなくなる。

そんなときは、定期的にリストを見て初心を思い出したり、やりたいことをやっている人がどうやってきたのか?という事例を聞いたり、やりたいことをやるのが当たり前の環境に身を置くことが重要。

事例を知れば、自分にもやれるという可能性に目を向けられる。また、人間は環境に大きな影響を受ける。なので、できるだけ自分が望む結果を出しやすい環境にいれば、自分も勝手にそうなっていく。

また、厳しすぎないようにすることも重要かと思う。やりたいことなのに無理矢理やるのもおかしな話だし、ちょっとくらい実行できなくても気にしないほうがいいように思える。というのも、今まで意識してやってこなかったことを急にやろうと思ってもなかなかできないのは当たり前だから。無理しすぎず、少しずつ実行していくことで、だんだんとできるようになっていくものかと思う。

まとめ

ということで、映画を見るのはお勧めだし、見たら気持ちが熱いうちにバケットリストをつくって少しずつでいいので実行してみるのは、どうだろうか?

ちなみに、bucket listというのは、kick the bucketという言い回しが語源らしい。kick the bucketというのは、首を吊る際にバケツに乗ってそれを蹴るということから「死ぬ」という意味になるそうだ。そこからbuckt listというのは、死ぬ前にやりたいことのリストという意味になっている。生を満喫するのも、死を選ぶのもバケツひとつというのは興味深い。

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