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ベンチャーなのに創業以来、残業ゼロで8年連続160%成長している会社

 2015/04/07 コラム 生産性アップ
 
北欧、暮らしの道具店の成功の秘訣

2006年の9月。「北欧、暮らしの道具店」というECショップを展開するクラシコムという会社が設立された。

創業者の一人が北欧に旅行に行ったとき、もともと関心のあった北欧デザインに直に触れ、体感したことが創業のきっかけだそうだ。ここまでは、どこにでもありそうな話で、その多くはこじんまりと小さく個人が運営していたり、志半ばで消えてしまう。しかし、このECショップは違った。

今回は、こちらの記事からだいぶだいぶ持ってきているので、本家の解説が読みたい場合はこちらをどうぞ。この記事の最後にもリンクは載せています。
18時で全員退社、それでも160%の業績を上げ続けるECサイト「北欧、暮らしの道具店」のクラシコムにみる働き方 | ライフハッカー[日本版]

北欧、暮らしの道具店が他と違うところ

ところが、クラシコムが運営する「北欧、暮らしの道具店」は違う。この記事を書いた時点でのFacebookのいいね!は、289,548にのぼり、Twitterのフォロワーは6,555人。そして、Instagramのフォロワー数は118,000となっている。月間のPV数は1000万あるようで、なかなかの注目度合いだ。

そして、このクラシコムがすごいのは創業以来、毎期毎期160%以上の成長をしているということ。しかも、残業を一切することなく。ベンチャーなんて創業期は死ぬほど働くのが当たり前という考えが私にはあるので、すごいことだなと思える。ただ、成長といっても売上なのかユーザー数なのか数字が何なのかは分からないので、不透明なところはあるが。

単に会社を維持しているだけでもなく、業績が落ちているわけでもなく、事業を何かしら拡大しながら残業ゼロということには違いないだろう。

といってもまだ9年目。変化の激しいネットの世界では長いかもしれないが、これからどうなるかは分からない。

是非、このまま業績を上げてもらって残業ゼロでも成長できるということを世に知らしめてもらえるとありがたい。生産性を上げるための良いお手本になるだろうから。1954年にそれまで不可能とされていた1マイル4分の壁が破られた後、次々と4分の壁を超える人が生まれたのと同じように、できると思える事例があると後に続く人たちが増える。

どうやって残業ゼロで業績を上げ続けているのか?

ではどうやって、残業ゼロを実現し、業績も上げ続けているのだろうか?それが気になるところだと思う。そのためには、1つの前提条件と5つのポイントがあるそうだ。

なぜ、残業ゼロで業績を上げることにこだわるのか?

なぜ、残業ゼロにこだわるのか?その背景としてあるのは、そもそも創業者が限られた時間しか割けないとということがあるようだ。クラシコムの創業者は兄妹の2人。創業時、兄は結婚していて小さな子供もいた。妹も数年後には同じ状況になることが予想できた。それどころか女性なので、もっと時間がなくなる。家庭を保つために残業はできないということが背景にある。

では、残業をしないようにするためにどうしたらいいか?と考えた結果、他社の支配を受けないようにする必要があると考えたそうだ。というのも、経営に大きく関わるような影響力の大きな取引先をもってしまうと、その会社の言うことにはなかなか逆らえなくなってしまうから。その会社の言うことを突っぱねたらえらいことになってしまうかもしれない。

そこで、まずはBtoCで基盤作りをして実績を作ってからBtoBの取引をしようと決めたそうだ。創業当初は少しでも売上が欲しいものだし、ビジネスで売上や利益を大きくしようと思ったら、BtoBは非常に魅力的。何せ、法人相手は取引の規模が大きいので、売上も利益の絶対額も増えやすくなるので。

なので、それを抑えて戦略通りに動けたのはすごいなと思える。この辺りの心理的な状況はどうだったのかは気になるところだが、うまくBtoCを軌道に載せられたようだ。

残業ゼロと業績アップをもたらした5つのポイント

では、残業はしないと決めていた前提の元、彼らは何をしたのか?ポイントは次の5つとのこと。

1.本当に必要なの?と考える
2.仕事を詰めすぎない
3.エラーには寛容に
4.お互いに影響を与え合う
5.自由・平和・希望の土壌を整える

それぞれ見ていこう。

ポイント1.本当に必要なの?と考える

ドラッカーが言うように、手っ取り早く、最も効果的に生産性を向上させる方法は仕事を定義し直すこと、特にやる必要のない仕事をやめることだ。そのために、ECRSというフレームワークがあるとやりやすいようだ。

E:Eliminate(やらなくていいことを削る)
C:Combine(一緒にやれることを見つける)
R:Rearrange(やる順序を変える)
S:Simplify(業務の合理化と効率化によって単純かする)

ポイント2仕事を詰めすぎない

いつもギリギリになっていると、一見すると無駄がなくちょうどいいように思える。が、それでは何か突発的なことが起こると、対処できなくなり、簡単にあふれてしまう。余裕を持たせて、余裕がある分は緊急ではないけれど、重要なことに時間を使うようだ。7つの習慣で言うところの第2領域だ。

ポイント3.エラーには寛容に

これは、組織がある場合には重要だが、まずは小さく一人でビジネスをやろうという人にはあまり当てはまらないとは思う。

間違いを犯しても責められない安全な環境が必要ということ。人が萎縮してしまうような環境でどうやって力を発揮するのか?ということだ。だから、緩い環境とはまた別もの。

ポイント4お互いに影響を与え合う

これも、一人でビジネスをやる場合にはあまり関係はないだろう。定時には皆帰るけれども、SNSなどで社員同士はつながっていてお互い交流しているようだ。

ポイント5自由・平和・希望の土壌を整える

社長の青木氏によると、
「自由」は、他社に支配されずに自分たちでやりたいことをやれる土壌をつくること。
「平和」は、価格競争などの参加したくない競争に引きずり込まれないこと。
「希望」は、今日より明日、明日よりも来年というように、未来が今より良くなっていることを予期して、今日を過ごすための裏付けを生む力のこと。

と定義しているようだ。こうした考えは従業員がいようといまいと重要だなと思える。あくまで自分がどうしたいのか?どうありたいのか?ということなので、唯一の答えはないが、もし、自分の中からパッと出てこないのなら、時間をとって考えてみるべきことかと思う。

より詳細はこちら記事を読んでいただければと思う。ほんとどこちらの記事から持ってきているので。
18時で全員退社、それでも160%の業績を上げ続けるECサイト「北欧、暮らしの道具店」のクラシコムにみる働き方 | ライフハッカー[日本版]

残業せずに結果を出すには

こうした発想が生まれたのは、残業はしない(できない)という制約のある中で考えたということも、大きいのかもしれない。発想を促すには前提を覆すことも重要だが、敢えて制約を設けるというのも有効だと思うので。

また、せっかくのアイデアも実行しなくては絵に描いた餅で意味がないので、取り組んだ姿勢も素晴らしいと思う。
残業しないなんて無理だとか、時間がなくて無理だとか、最初から諦めていたら何も始まらない。

「今の状況でどうしたらいいのか?」

を考え抜く姿勢がいいと思うし、見習いたい。

そして、本人たちがどんな思いで運営していたかは分からないが、やるという気持ち、情熱がないとなかなか続けるのは難しいように思えるので、本当に自分のやりたいことをやるのが一番だとも思える。

これからのWebメディアで利益を出すには

上記の記事は読んだだろうか。内容は内容で素晴らしいと思うのだが、コンテンツの提供の仕方が秀逸。

記事を読めば分かるが、lifehackerという人の集まる媒体にWantedlyという求人サービスを展開する会社が記事を出しているという形になっている。記事の内容は求人の話ではないが、それに関係の深い内容になっている。

つまりは、宣伝という側面のある記事だということ。宣伝でもありつつ、ソーシャルメディアの拡散状況を見てみると、役立つ内容で読み手の満足度も高いと考えられるので、良いコンテンツでもある。要は、宣伝とコンテンツを兼ねた秀逸な形態だということ。

関係者が皆、WINになる素晴らしい記事になっているのは注目したい。

関係者が皆winになるオールwinの仕組み

Lifehackerは広告が収益源だから、サイトへの訪問者数が欲しい。
 →拡散されて訪問者増を実現

Wantedlyは大手の求人サービスに比べてまだまだ知名度は低いので、認知度を上げたいし、顧客もどんどん獲得したい。だからいろんな人に記事を見てもらいたい。
 →拡散されて訪問者増を実現、記事を見た人が採用担当なら同じようにしたいと思うかもしれない。

クラシコムは伸びている会社なので、当然、人材は必要。しかも、自分たちに共感してくれる人材が欲しい。今、現在は採用はしていないようだが、興味を持ってくれる人が増えた方がいいに越したことはない。
 →この記事の内容なら共感してくれる人も多いだろう

読者は良いコンテンツがあればいい。
 →ソーシャルの拡散度合いを見る限り、OKそうだ。

まとめ

2014年にiemoとmeryというWebメディアを買収したDeNAが似たようなキュレーションメディアをもっと作っていこうとしているようだ。これからますますWebメディアが増えると玉石混交で淘汰されるところも多くなるだろうと思う。そんな中、こうしたコンテンツを生み出せるところは残るような気がする。

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