「シェアライフ」書評と起業のシェアの話とシェアリングエコノミーおかしくない? という話
内閣官房シェアリングエコノミー伝道師という肩書きを持つ石山アンジュさんの本「シェアライフ」とセミナーのまとめ。
これからの時代の流れとして「シェア」というのが1つのキーワードになってくる気がしていたので、話を聞き本を読んでみた。
考え方とはして確かにそうだというのはあるのでなるほどと思えた。今後の時代がどうなっていくか? ということをシェアという概念から書いている本で内容としては面白いし、良い内容だとは思う。
だが、正直、シェアリングエコノミー協会によるシェアリングエコノミー業界の話には違和感しかない。「それシェアなの? ただのマッチングだよね?」というのが相当あって数字の水増しになっていないか? と思ってしまう……(自分の理解不足というのはあるとは思うが)。
それは後述するとして、まとめると以下のようになる。
- 時代の変化によってライフスタイルや価値観などが変わった
- その変化の1つは、お金よりもつながりがより一層大切になっていくということ。
- 他にも人が感じる孤独の問題や幸福の基準などもつながりがキーワードになっている。
- だから人と何かをシェアするという概念が大切になる。
- シェアの世界では信頼が重要な要素となる。
という感じ。
より詳しく見ていく。
目次
時代の変化と新しい価値観
昭和や平成の初期の時代と平成の末期や令和の時代とでは違いが生まれている。
時代の変化
モノがたくさん増えて家族1つから1人1つなどどんどん個別化していった。例えば、テレビは昭和30年代なら地域の家の何軒かに1つに1台だったのが、だんだん1つの家に1台、さらには個別の部屋に1台といった具合。電話もそうだろう。
手に入れる手段も店が増え、実店舗に行くまでもなく買えるようになりどんどん簡単になっていってモノの個別化が進んだ。
結果、便利であるというのはあるものの、どんどん人を介さなくてもよくなっていき、つながりが稀薄になっていったと考えられる。
また、インターネットの発展によっても大きな変化があった。SNSが登場し、個人のつながりがネット上で増えた。オンラインでしかつながりない緩いつながりも増えた。
Webでの発信も個人ができるようになり、組織に属さなくても働ける環境も以前よりも明らかに増えている。個人間のつながりにも変化があった。
価値観の変化
モノをたくさん所有したり高級なモノを手に入れる、良い会社に入るといった外面的な面よりも、内面的な豊かさがあって人に信頼されて人とのつながりが豊かであることに価値観を置く人も増えている。
昔と比べて格差は広がっていて人とのつながりも稀薄になっているのが今の時代。日本の世帯は、1人暮らし世帯が最も多く近所づきあいも減っている。
そうした時代の変化のなかで求められるのは人とのつながり。お金よりもつながりが資産として重要になると考えられる。
そこで、シェアという概念に注目し、実践もしているのが石山アンジュさん。
では、なぜ、シェアがこれからの時代の幸せの鍵になるのか? また、シェアという側面から見たときに今、どんなことが起こっているのか?
変化の最中に注目されるのがシェア
シェアというのは昔からあった概念。というか昔のほうがシェアしていたと思える。醤油をお隣さんから借りるなどは昔の近所づきあいが深かったことは当たり前の話(のはず)。
そうしたシェアの基盤になるのが人とのつながりであり、つながりは信頼があってはじめて成り立つ。
今はテクノロジーの発展で、つながりやシェアは昔とは違った形で生まれている。SNSだったりシェアリングプラットフォームだったりがそうだ。
信頼はレビューのシステムで可視化されている。もちろんインチキもあるが、それはウソをつく人もいるのと同じで昔とは形が変わっただけの話だろう。
テクノロジーと時代背景によってシェアリングエコノミーが台頭
時代の変化やテクノロジーの変化などに関連してシェアリングエコノミーがどんどん伸びているのが今。
シェアリングエコノミーはAirbnbが台頭してきたあたりから生まれている。Airbnb自体は2008年に創業しているので、その少し後くらいからだろう。
それが今は具体的にどうなってきているのか?
Airbnb以外にも実にさまざまプラットフォームが台頭してきている。利用者も増えていて市場規模も大きくなっている。
では、具体的どんなサービスがあるのか? 1つ1つに関しては本やセミナーで説明はなかったので、シェアリングエコノミー協会のカオスマップを見てみた。
さまざまなシェアリングプラットフォーム
シェアリングエコノミー協会のページにあるカオスマップに記載されているサービスは以下のとおり(上記のスライドシェアの資料から更新されているので、以下に過不足はあるがだいたいは同じ)。
これですべてではないが、こうしたサービスがあるようというのを把握するにはいいと思う。
正直、個人的には「これってシェアリングなの?」と思うのがいくつもあるけれども(いつくもというかほとんどがそうで、下記のピンク色の下線が引いてなるのはシェアとは思えないサービス)、こう分類されるようだ。
- 空間のシェア
- モノのシェア
- 移動のシェア
- スキルのシェア
- お金のシェア
※後述のとおり、スキルとお金はいくらなんでも範囲広げすぎでは? と思ってしまうのだが……。モノに関してもレンタル業と何が違うのか分からないのもあるし。既存の産業も含めてシェアリングエコノミーということなんだろうか……。
空間のシェア(ホームシェア、駐車場、会議室)
- SPACEMARKET(空いているスペースの貸し借り。部屋だけでなく野球場などの施設も含まれる)
- Spacee(SPACEMARKETと似ている)
- 軒先PARKING(使っていない場所・空間を駐車スペースとして貸せる)
- HomeAway(民泊)
- airbnb(民泊)
- akippa(軒先パーキングと同じようなもの)
- tujia途家(民泊)
- エーヨ!(A4サイズの空間・場所をシェアできる。店舗の棚とか空間にチラシを置くなどができる)
- TLUNCH(フードトラックのランチをビルの空きスペースなどを使って提供する)
- NOKISAKI BUSINESS(店の一部などをシェアできる)
- エアトリ民泊
- REALBBQ(普段、使われていないビルの屋上などをBBQ会場にするなどして活用できる)
- MetroResidences
- ecbo cloak(店の空間を荷物置き場としシェアできる。コインロッカーみたいな使い方ができる)
- おうちdeParking(軒先パーキングと同じようなもの)
- coin cpace(SPACEMARKETと同じようなもの)
空間のシェアはまさにシェアリングエコノミーだと思える。
ただ、MetroResidencesは法人向けのAirbnbとも言える存在のようだが、ウィークリーマンションみたいなものにしか思えない。となるとシェアリングエコノミーではない気がするのだが……。
モノのシェア(フリマ、レンタル)
- aturacart
- Laxus(個人が高級バッグをシェアできる)
- Jiraffe
- minne
- airCloset
- モバオク!
- Share-Sailing
- dress box(個人がドレスをシェアできる)
- Totte(撮影機材のシェア)
- TABETE.me(余ってしまった食べ物を提供してくれるサービス。遊休資産といえば遊休資産かなとは思う)
- Jukies(建機・重機を使っていないときにシェアできる)
- PIXTA
- CO-LABO MAKER(研究に使う実験機器などを使っていないときにシェアできる)
- Anyble(個人間でさまざまな道具〈DIY用品、アウトドア用品、スポーツ用品などなど〉を使っていないときにシェアできる)
- keycafe
- モノシェア(Anybleと似たようなもの)
モノのシェアもまさにシェアリングエコノミーというのが多い。が、そうではないと思えるのもたくさんある。
naturacartはオーガニック商品の通販なのでどこをどう見たらシェアリングエコノミーになるんだろうか……。
Jiraffeはメルカリみたいなサービスと修理のマッチングなので、こちらもなにがシェアリングエコノミーなのか分からず。メルカリはシェアではなく販売なので、シェアリングエコノミーとは違うように思える。メルカリをシェアリングエコノミーにするならAmazonもシェアリングエコノミーになると思えてならない。
minneはハンドメイドの通販サイト。こちらも何がシェアなのかわからず。
airClosetはスタイリストが選んでくれる服を月額課金でレンタルできるサービス。なぜシェアなのか……。これがシェアならレンタル業はすべてシェアでは? スタイリストのスキルをシェアしていくなんてことは聞いたことがあるが、それを言ったらスタイリストの仕事はすべてシェアリングエコノミーになってしまうと思うのだが……。
モバオク!はオークションサイトであり、シェアとは思えない。
Share-Sailingは公式サイトがなくなっていて詳細不明。名前からしてヨットかなにかのシェアだと思うのだが、Anycaみたいに個人間でシェアするのかドコモのシェアサイクルのような単なるレンタル業なのかは不明。
PIXTAは写真素材のサービスでは? なぜシェアリングエコノミーなのか分からない。
Keycafeは無人で鍵を受け渡しできるサービス。シェアでもなんでもない……。シェアリングエコノミーのサービスをアシストするサービスだろう。
移動のシェア(車、車移動、自転車)
- Anyca(個人間で車のシェアができる)
- notteco(相乗り)
- AINORY(相乗り)
- シェアノリ(Anycaと同じようなもの)
- cogicogi
- UBER
cogi cogiはいわゆるシェアサイクル。個人間でやるとりするわではないように思える。ドコモのシェアサイクルと同じようなものに思えるので、ただのレンタル自転車業でしかないと思うのだが……。
UBERもシェアなのか? と思える。個人がいつでも好きなときに空いている時間で働ける仕組みではないだろうか。時間は他人に貸すことも与えることもできないのシェアにならないでしょう……と思ってしまう。
ちなみにアメリカなどと違って日本では法規制でUBERはその本来の形では運営されていない。今、UBERで乗れるのはハイヤー会社の車。
スキルのシェア(家事、介護、育児、知識、料理、教育、観光)
- CrowdWorks
- coconala
- AsMama
- Huber
- ANYTIMES
- cookpad料理教室
- TIME TICKET
- KIDS LINE
- ストアカ
- アエルズ
- DMM Okan
- EverySense
- MOVER
- UBER eats
- iRepairs
- SHAREDINE
- Swallow Incubate
- nutte
- キズナシッター
- サカスク
- zenz home
- PickGo
- Crowd Care
- キッカケ
- MY TRAINERS
- TATERU
- Lancers
- マチマチ
- airKitchen
- puram
- ウチナーズ
- CareFinder
- manaview
- アスラボ
- Neigh Cook
- タスカジ
- テレワーク1000スタッフ
- Oyraa
- SKIMA
- LiveDeli
- PRIME CHEF
- Task AI
- かじなび
- TABICA
- お迎えシスター
- SCOUTER
- WOW U
- プロの副業
- DogHuggy
- CraftBank
これらはマッチングであってシェアとは違うと思うのだが……。これがシェアリングエコノミーなら芸能事務所はタレントをマッチングしているシェアリングエコノミーになってしまうし、英会話スクールも水泳スクールもパーソナルジムもシェアリングエコノミーになるとしか思えない。
というか働くこと自体がすべてシェアになってしまう気がするのだが……。労働力のシェアになるわけだし。ここまで来るとやりすぎでは? としか思えない。
お金のシェア(クラウドファンディング)
- Crowd Realty
- Makuake
- FARM
- EMERADA
お金に関してもシェアはないと思える。使わないお金も遊休資産として使っているからシェアリングエコノミーというのなら、証券会社も銀行もシェアリングエコノミーではないだろうか? お金に関してもスキルと同じでやりすぎでは? としか思えない。
シェアリングプラットフォームの問題点
さまざまなシェアリングエコノミーのプラットフォームがあって(シェアじゃないよね? というのは置いておいて)伸びているのはあるものの、問題も提起されている。
具体的には「プラットフォームの手数料は正当なのか?」と「個人情報の扱いは?」の2つ。
手数料が圧倒的に安いシェアリングプラットフォーム
手数料に関しては非営利のシェアリングプラットフォームが登場している。営利企業が運営するのではなく組合型のプラットフォーム。
例えば、アメリカの家事代行プラットフォームのUP&GO。
営利企業の運営する家事代行プラットフォームは通常、マッチングしたときの手数料として20から30%の手数料が取られるが、UP&GOなら数%ですむ。
また、ブロックチェーンを活用したシェアリングプラットフォームもある。カナダのライドシェアのEvaだ。
対価の支払いはトークンで行なわれるのが特徴。
シェアによって変わる生き方、働き方
プラットフォームの話になるとシェアからかけ離れていくような気がしてならないが、本来のシェアだと思えるプラットフォームも多数ある。
それらをうまく使うことで生き方や働き方は変わっていく。
石山さんの場合には、済むところはシェアハウスだし、働くところはシェアオフィス。出張や旅行先でも滞在先はシェアサービス。
ROAMROAMというコワーキング(co-working)ならぬコリビング(co-living)として場所を利用できるサービスを使ってバリに1週間滞在したそうだ。
それぞれのコミュニティとつながりがあってどこにいっても居場所があるという状態になっているという。
石山さんほどまでシェアを利用しなくても、軒先パーキングやecbo cloakで空いている場所を駐車場や荷物置き場としてシェアするなんてのはリソースさえあれば簡単にできる。
つまりは新しい事業が生まれる側面もあるわけだ。
シェアリングエコノミーのくくりがやり過ぎに思えるのは気のせい?
文中にいくつか書いたとおりで、シェアリングエコノミーの考え方がやり過ぎに思えることがある。特にスキルシェアとお金のシェアはいくらなんでも違うのでは? と思える。
シェアリングエコノミー協会のカオスマップも領域マップという名前になっているが、それネットショップでは? というのもあるので、名前と内容が一致してないと思える。せっかく良い思慮なので、きちっと区別しておいたほうがいいと思うのだけれど……。
スキルシェアはシェアではなくマッチング。新しい働き方は生まれているがシェアではないのでは?
スキルシェアと言われるサービスのプラットフォームを見るとシェアではなくマッチングとしか思えない。シェアリングエコノミーとして生まれたものではなく、マッチングのプラットフォームが立ち上がった結果、生まれたものではないだろうか。
なので、スキルのシェアをシェアリングエコノミーとして考えるのは違うと思う。というかスキルのシェアという考え自体が無理矢理シェアとみなしているように思える。人間は移動手段だ。移動するから。みたいな感覚があって違和感が大きい。
ただ、新しい働き方が生まれていることには変わりないので、その点は注目すべきと思う。
UBERもシェアリングエコノミーなのか?
UBERなどのいわゆるライドシェアも同じ話。個人が就業時間や場所を固定しなくても働ける仕組みであり、シェアとは違うように思える。こちらも新しい働き方が生まれている面はそのとおりだが、シェアリングエコノミーではないのでは? としか思えない。
相乗りするサービスならシェアだろうとは思うが。あるいはこちらに書いた宅配や荷物運びのマッチングサービスなども。
ビジネスにはいろんな形態がある。物を売る、サービスを売る、代わりにやってあげる(代行)、レンタル、などなど実に様々。あとは、マッチング。人と人をつなげることで価値を提供するやり方だ。中には、面白いのもあって、例えば、こんなものもある。
家事や子育てのマッチングもシェアなのか?
同じようにシェアではないと思うが、新しいサービスが増えたという観点からは家事や育児の大変さが楽になるケースはある。
例えば、タスカジは家事をやってくれる人のマッチング。AsMamaというサービスを使えば子供を預けることも可能。
いずれも人とのつながりが元となるサービスなので、本やセミナーの話としての関連性はある。ただ、つながりをベースにしているが、別にシェアではないはずだ。
シェアリングエコノミーから遊休資産という考えをなくすのはよくないと思える
こちらの定義がPRTIMESに書かれいてた。こちらをシェアリングエコノミーとするならそれで統一したらいいのにと思う。
【シェアリングエコノミー協会】https://sharing-economy.jp/ja/
シェアリングエコノミーとは、インターネットを介して個人と個人の間で使っていないモノ・場所・技能などを貸し借りするサービスです。モノ、スペース、スキル、時間などあらゆる資産を共有する「シェア」の考えや消費スタイルが日に日に広がりを見せています。 この流れを、これからの日本経済の発展につなげられるよう、シェアリングエコノミー協会では、法的な整備をはじめ、皆が前向きに活動していける土壌を創っています。引用: シェアリングエコノミー経済規模は過去最高 1兆8,000億円超え、30年には11兆円と予測生活の充実度や幸福度向上にも寄与|一般社団法人シェアリングエコノミー協会のプレスリリース
ただ、スキルは本人が時間と自分の技能を使っている。それなのに「個人と個人の間で使っていないモノ・場所・技能などを貸し借りするサービス」というのは、もはや何を言っているのか分からない……。まだ新しい概念ということで途上なのか、自分の理解が足りないのか……。
まとめ
これからますますシェアが注目されて重要度も増していくとは思う。
一方で、なんでもかんでもシェアにして市場規模が伸びてますというのはどうなんだろうかという思いもある。
ドコモのシェアサイクルはただのレンタサイクルでしかないわけで、それをシェアリングエコノミーの市場に入れるならレンタカーも市場に入れるべきだが入っていないはず。
繰り返しになるが、前述したとおり、スキルとかお金にまで広げるのも違和感しかない。
スキルシェアと言われているサービスもシェアリングエコノミーにしてしまったら、働く仕組み自体がシェアリングエコノミーになるように思えてならない。労働というスキルをシェアしているわけだし。
お金も無理があるとしか思えない。クラウドファンディングがシェアなら証券会社もシェアになるだろうとしか思えないし、貸金業もシェアではないのだろうか?
自分の理解不足があるからなのかもしれないが、シェアとつながりを無理に同じものとして扱っているのが問題には思える。
個人的にはシェアリングエコノミーは人手以外の遊休資産の活用というところをはずしてはいけないように思える。そこを考えないといくらでも拡大解釈できて既存のレンタル業もマッチングサービスも軒並みシェアになるし、何度か書いているように働くこと自体がシェアになってしまい、くくりが見えなくなるのではないだろうか。
シェアはシェア、マッチングはマッチング。どちらも人とのつながりがカギになるし、そのためには信頼が土台に必要というのはそのとおりだと思う。今後の時代の流れもつながりや信頼がより重要視されていくことも分かる。だからこそ、しっかり区別しないとよくわからなくなりそうな気がしてならない。数字の話をされても意味があるのか疑問が生じてしまう。
本自体は面白いと思うので読んでみるのはいいと思うが、シェアリングエコノミーというくくりに違和感があってしかたない。
起業するうえでの注意点
最後に本の内容のまとめではないが、起業やビジネスという観点から注意したいことを。
具体的なプラットフォームをたくさん例に出したとおり、今は実に多種多様なサービスがある。なので、それらを使えば、会社に属さなくても収入を得ることはできる。つまりは独立した状態になれるといっていいかと思う。
ただ、あくまで副業として小遣い稼ぎができればいいくらいの規模なら問題はないと思うのだが、独立起業してやっていこう思うのならプラットフォームは使い方を意識する必要があるだろう。
シェアリングやマッチングのプラットフォームで可能性はいろんなことができるようになるのは確かにそのとおり。その一方で利益が出にくいという面は否めないというのがその理由。
アメリカのUBERやLyftは賃金の問題があるのは事実だし、クラウドソーシングでの低報酬も問題になったはず。
なので、事業の手始めに使うとかこちらで書いたようにテストマーケティングとして使うならいいとは思うが、これで起業だみたいな話は場合によっては厳しい現実になるかなとは思う。
その点に関してはこちらでもまとめている。
起業して商品をモールなどのプラットフォームで売る場合の注意点
「ランチ難民」という言葉を聞いたことがあるだろうか? 言葉から推測できるようにランチで困っている人たちだ。 都心のオフィスで働く人が昼休みにランチを食べに行こうと外に出たはいいものの、どの店をいっぱいで入れないとか、混雑していて並んでいるだけでランチタイムが終わってしまうといった困りごとを抱いている人たち。