サラリーマンがネットで副業をするならこの5つ

サラリーマンがネットで副業をするならこの5つ

少し前にロート製薬が副業を認めるということで話題になった。まだまだ珍しいと思えるが、こちらのHARESという会社のサイトでは副業OKの会社がまとまっている。

ロートに関して言えば、こちらの日経新聞の記事によると、副業が認められるのは入社3年目以降の国内正社員だそうで1500人が該当し、60人強が副業を始めたようだ。

副業といっても様々なだが、どんな副業をしているのだろうか? 記事によると、ドラッグストアでき働くケースが最も多いそうだ。

個人的には勝手に「副業=起業」だと思い込んでいたので、その内訳に驚いた。本人がどうしたいかなので働くのがよければ、それはそれで何ら問題はないと思うが、選択肢を知らなくてやむなく働くということを副業に選んでいるなら、選択肢を広げた上で再検討とういのもありでは? と思える。

サラリーマンでも可能なネットを使った副業の種類

ということで会社勤めしならできる副業に関して。会社勤めしているサラリーマンはほとんどが、勤務時間が決まっているだろうし、会社(もちろん、お店や現場なども含めて)に通勤するのも普通かと思う。つまりは、時間と場所の制約があるということだ。

反対に時間と場所に縛られない副業ができたらやりやすいはず。そのためには、多くの人が察しているかと思うが、ネットを使ったビジネスがやりやすいと思える。

あくまで“副業”なので、投資やトレードは選択肢から外して、不動産賃貸業もビジネスなんだけれども、不動産投資といわれるように投資の側面が強いように思えるので選択肢から外す(2つとも詳しくなく、分からないので書きようがないのだけれど……)。

では、ネットを使ったビジネスって一体、どんなものがあるんだろうか? もちろん、やり方によっては何だってできると思うので、一概にはいえないが、比較的やりやすいビジネスモデルを挙げてみる。

ブログ、サイト運営(広告収入)

ブログ、サイト運営(広告収入)

プロブロガーなんて人が出てきたせいか、ブログで食おうとする人は多くなっているような印象がある。
純粋にブログだけで収益を上げようと思ったら、広告収入が基本になるだろう。代表的なのはアドセンス(Google AdSense)。要は自分のサイトに広告スペースを提供するというもの。

アドセンスはPVの40%くらいが収入の目安と言われるそうだ。実際、私が運営しているサイトを見てもそうなので、そんなものかなという実感はある。

なので、もし、日本の平均年収(400万円くらい)を稼ごうと思ったら、月に35万円くらいは必要になるわけで、単純計算で87.5万PVは必要になる計算だ。

このサイトは現時点で月16万PVくらいなので、個人的にはこの5倍か~と思うとなかなか大変そうには思える。狙うキーワード次第では、PVの1.5倍くらいになるケースもあるようだが、そう簡単ではない※。

やるならブログだけでと固執しないで、アフィリエイトをやったり、何かしら自分で講座を開いたり、何かしら商品を売ったりするのがいい。そうすると、可能性が一気に広がる。

アドセンス広告の貼り付け位置による収益割合
アドセンスの広告位置による収益の割合

ちなみにアドセンスは1ページ当たり、3箇所まで貼れるのだが、記事中の一番上、真ん中、一番下と貼ると、一番クリック(タップ)されるのは記事の最も上に貼った広告。

その次に中程に貼った広告で、最後が記事の最後に貼った広告。収益の割合は概ね50:30:20といったところ。私が運営しているサイトの1つではの話だが、だいたいこんなものでは? とは思える。

※やり方を変えたら報酬が格段に上がった。2倍まではいかないまでもそれに近いくらいに増えた。詳しくは割愛するが、ページ下のフォームから無料メルマガに登録しておくと、サイトには書かないような内容も配信することがある。関心ある方はどうぞ。ただ、毎回、必ずそうした情報を提供する保証はないので、そこはご了承願いたい。

アフィリエイト

アフィリエイト
画像:バリューコマース

アフィリエイトも広告収入なのだが、ブログの広告収入モデルとはやり方が違ってくるので別とした。

アフィリエイトで儲かっている人は、たいていが紹介する商品の基準は売れるかどうかだ。アフィリエイトというのは要は販売代行であり、フルコミッションの営業みたいなものなので当然だろう。

基本は成果報酬ということなので、商品を紹介する機会を増やすという意味で、PVを稼ぐことも大切だけれど、売れないアクセスをいくら集めてもしょうがないし、売れるように工夫しないと売れない。集客とセールスが要求されるということ。

問題点はこちらでも書いたとおり、顧客リストが集まらないためリピート販売で収益を上げることが難しい点にあると思える。一方、自分で商品を用意しなくても始められるし、顧客対応や商品発送なども不要なので、その意味では楽だし、その分のリソースを販売につぎ込めるのは大きい。

アフィリエイトで稼ぐ? メリットとデメリットを理解してやってますか?

売るだけに特化して時間と場所に縛られないようにしたいのなら、手段としてはなかなか良いとは思える。簡単に誰でも大きく利益を出せるわけではないので、ほとんどが諦めるとは思うけれども。

ノウハウはいろいろとあるが、間違ってもコピペでOKとか片手間で1日5分でとか、普通に考えたらおかしいよね? というものには手を出せないようにしたいところ。

そんな幻想にリソースを使うなら、自分がつい買ってしまった商品に関して何で買ったのか? 何がいいのか? 類似商品と何が違うのか? メリットは? といったような読み手が知りたいような情報をひたすらブログにアップしていたほうが売れる可能性は高いじゃないかと思える。

転売

主にAmazonやヤフオク、メルカリ、eBayなどを使った転売。扱う商品は様々で本の場合は、せどりなんて言われる。これせ時間と場所を選ばないのでやりやすいと言える。

理論上は、同じものはどこで買っても同じ値段なんだけれども、現実にはそうはならない。ネットで売る人たちが、全員全ての価格を全部調べて売りに出すなんてことは現実的には不可能だし、安く売って出し抜こうとする人もいる。近所のスーパーだって価格が違うわけだし。

なお、国内だけでなく国をまたいでも同じで、日本で買える商品が、アメリカでは安い、ドイツでは高い、タイでは同じ価格、なんてことが日常的に起こっているので、輸入や輸出をしている人もいる。

こうした価格差に目をつけて他で安く買って、それを高く売るということをひたすらやる。金融の世界でもよくやられている裁定取引(アービトラージ)をやっているということ。

当然、時間の経過ともに価格差に気付く人が増えるので、徐々に価格差がなくなっていって利益がとれなくなるのが普通。なので、常に価格差の大きなものを探し回って転売を繰り返して儲けるというわけだ。

知り合いの1人はAmazonでそれをやっていてきっちり利益を出しているし、価格差のある商品を選別するためもに、独自にプログラムを開発してやっている人もいる。

仕入れて売る

仕入れて売る

これは、昔からある普通のお店がやるのと同じことだが、それをネットを使ってやることで時間と場所の制約から離れることができる。転売と似たようなものだが、ちょっと違うと思うので別とした。

先ほどの転売はブックオフだったり、ヤフオクやメルカリ、あるいは海外のAmazonといった一般市場から仕入れるのが前提としているが、こちらはお店と一緒で業者から仕入れて売るので、やり方が変わってくる。

例えば、2015年の2月には匿名掲示板でちょっとした話題となったやり方がある。本当かどうかは分からないということはあるにしても、仮に本当だとすると、やり方はこうだ。展示会に行って卸してくれる業者を見つけて、Amazonで価格を調べて利益が出そうなものをひたすら売るということをやっているそうだ。

この場合、安く卸してもらって利益を載せて売るということをやっているので、要はごく普通の小売店がやっていることと変わらない。実店舗を持たずにAmazonという仕組みを使ってネットでやっているだけ。

Amazonは集客力がかなりあるので、実店舗なら繁華街に店を持つようなものと言えるかもしれない。その分、手数料をバンバンとられるし、お客さんのメールアドレスは分からないし、仕入れの原価はそれなりになるだろうから、利益率は薄くなる。なので、数をさばかないと利益は取りにくい。もちろん、楽天やYahoo!ショッピングも同じ。

ネットショップや独自販売

Amazonや楽天、BASE、STORES.jp、最近だと出店料どころか手数料もゼロ円にして話題となったCartなど、選択肢がどんどん増えている(残念ながらCartは2017年5月22日をもって終了してしまった)。

ネット上なら自分で店を持つことはかなり簡単になった。とはいえ、Amazonや楽天もそうだけれど、顧客リストは持てないし、自由度が少ない。そこで、独自決済を用意する人もいる。

私が今関わっているところは、独自決済でスポーツ関連の商品を販売している。Amazonや楽天でも販売はしているものの、メインは自社決済やアフィリエイターをうまく活用して売ってもいる(自分がアフィリエイトするのではなく、自分の賞品をアフィリエイトしてもらうということ)。

これは自分で商品企画して売りましょうという話なので、要は起業しようねということ(上記の例も事業を新たに始めているので起業なんだけれど)。

最も敷居が高いとは思うが、最も自由度が高くて高利益を得やすいとは思える。なんといっても顧客リストが持てるので、安定感がある。

今までいろんなのを紹介してきたとおり、こんな感じでいろいろなビジネスが生まれている。

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サラリーマンがネットで副業するならどれがいい?

ということで主にこんなのがあるだろうということでまとめてみたが、多種多様なので、他にもいろいろあるかとは思える。

利益を出すポイント

利益の源泉はなんといっても売上。その売上を上げるには3つの要素を考えるといいというのはこちらの記事で書いたとおり。

ただ、売上がたくさんあっても利益が少なければ意味はない。では、できるだけたくさんの利益を出すにはどうしたらいいかというと2通りある。

一つは高利益率の商品・サービスを扱うこと。もう1つは薄利多売だ。利益を残すという観点から考えると大切なのは絶対額。なので別に高利益率でなくてもいいわけだ。

ただ、個人がスモールビジネスをやるなら、いくらネットで大量にさばけるとはいっても、人的リソースの多い大企業のようにはできない。

また、経験則にはなるが、基本的に安売りで集まるお客さんより、高いものでも価値を感じて買ってくれる人のほうが良いお客さんが集まる。ここでいう良いお客さんというのは、たくさん買ってくれるということもそうではあるが、理不尽なクレームを言わない、売り手に気遣いをしてくれるなど、付き合いたいと思えるお客さんのこと。

なので、スモールビジネスでお勧めは高利益率の商品を扱うということ。そして、できれば継続的に買ってもらえる商品だとベスト。継続課金のモデルに関してはこんな例があるので、参考にされたい。

そもそも副業の目的は?

最も重要なのは、何のために副業をするか?かなと思う。目的は人それぞれなので、利益を出すことを目的にしてもいいだろうし、独立の足がかりにするのもいいと思うし、やりたいことをやるためでも構わない。

ただ、後から「あれ……」「本当はこんなことをやりたいんじゃない」とはならないようにしたいもの。

よくあるのが単に儲かりそうという理由だけでアフィリエイトや転売を始めたはいいけれど、なかなかうまくいかなくて儲からないから辞めたなんて話だ。そんな話は枚挙に暇がないと思える。

うまくいけば面白いと思えることもあるだろうから、また違ってくるような気はするけれども、たいしてやりたくもないことをお金のためにやるのは、なかなか大変だろうと思える。会社で働いて給料をもらうのではなく、成果報酬であり報酬が確実にもらえる保証はまったくない。一所懸命にやっても1円にならないことだってある。

ひたすら時事ネタを更新する若者

先日、スタバでメルマガを書いていたら、となりで一生懸命ワードプレスで記事を更新している人がいた。たまたま目に入ったら、今、旬なキーワードに合わせて記事を量産しているような感じだった。そのときは、芸能人の優香が結婚したという話題があったときで、優香の記事を書いているように見えた。

目的は分からないが、察するに時事ネタでPVを稼ごうとしているように思えた。PVは得られるだろうからその分、広告収入にはつながる。

個人的に思うのは、「それずっとやるの……?」ということだった。好きでやってるなら別にいいと思うけれども、個人的には無理だなと思えるからよくやるな~と思って隣に座っていた。

好きなことをビジネスにしていきたいならこれがお勧め

アフィリエイトや転売が面白くて好きだというなら、それらをやったらいいと思うが、そうでなはなくて何かしら自分で独自のビジネスを生み出したいというのなら、独自販売が最適ということになる。

何のためにやるのか?もし、お金のためなら、お金を得たらどうするのか?まで考えて取り組むべきとは思う。ただ、やっていくうちに分かることもあるので、悩んで止まるくらいならどんどん始めてみるべきかなとは思える。

自分としては、転売はほとんど興味はないし、アフィリエイトも関心が薄い。利益以外にほぼ興味がないので。社会的な意義も個人としては感じにくい※。

※販売の機会をつくっているわけなので、十分価値はあるとは思う。ただ、行きすぎて公害みたいになっているケースをよく見かける。自分の価値観としてはあまり価値を感じにくいと思ってしまう。

以下、いろんなビジネスが生まれているけれども、こうした新しい価値を生み出す何かをやるのが面白いよなと思える。

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こういう視点もためになる。
なぜ、スタートアップのQuipperは収益がガツンと上がったのか?その意外な方法とは?

なぜ、小さく起業したいならまずはメルカリがお勧めなのか?“ゴミ”でも売れるメルカリ市場

まとめ

ということで、サラリーマンが副業でネットを使って何かをするなら、主に次の5つかなと思える。

  1. ブログ、サイト運営(広告収入)
  2. アフィリエイト
  3. 転売
  4. 仕入れて売る
  5. ネットショップや独自販売

何をしたいか、どこまでの規模でやりたいかによるので、自分の目的に合わせて選びたいところ。

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