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機械・人工知能・AIが奪う、なくなる職業・仕事のランキング

機械・人工知能・AIが奪う、なくなる職業・仕事のランキング

機械に奪われる仕事。また雑誌で特集があったようだ。相変わらず元ネタは2013年のオックスフォード大学のマイケル・オズボーン准教授の研究。

この機械に奪われるという表現は悲観的な意味合いがあるが、そうではなくて機械が代わりにやってくれるとこと言ったほうがいいように思える。人がやらなくていいことを機械がやってくれると考えたら、歓迎したいことのはずだから。

ちなみに、マイケル・オズボーン准教授は、今後10~20年で47%の仕事が機械に取って代わられると結んでいるのだが、具体的にどんな仕事がなくなりそうなんだろうか?

労働の話になると、ベーシックインカムも注目したいので、それについても書いてみた。あとは人工知能について知ったうえで、働き方をどう変えていくといいのか? というとこについても触れてみた。(初稿:2015年8月28日、更新:2017年11月11日)

機械や人工知能が奪う職業、仕事

機械が奪う職業・仕事ランキングが週刊ダイヤモンドに特集されていた(別に悪いことではないので、「奪う」という表現はどうかと思うが)。上位15位は以下のとおり。

機械が奪う職業ランキング(米国)の上位15位を抜粋。

  1. 小売店販売員
  2. 会計士
  3. 一番事務員
  4. セールスマン
  5. 一般秘書
  6. 飲食カウンター接客係
  7. 商店レジ打ち係や切符販売員
  8. 箱詰め積み降ろしなどの作業員
  9. 帳簿係などの金融取引記録保全員
  10. 大型トラック・ローリー車の運転手
  11. コールセンター案内係
  12. 乗用車・タクシー・バンの運転手
  13. 中央官庁職員など上級公務員
  14. 調理人(料理人の下で働く人)
  15. ビル管理人

引用:ダイヤモンドオンライン

実際、この中のコールセンター案内係に比較的近い分野で人工知能を導入したところ、6.5人分の人員削減効果があったという事例も出ている。
ついに人工知能が人の仕事を“奪い”始めた

あくまで想定しているのは、アメリカでの話だが日本とそこまで大きくは変わらないものと思う。あとは注意したいのは完全に取って代わられるのではなくて、機械がどんどん入ってきて置き換わる割合が増えるということ。その仕事の需要は減るには変わりはないし、時代が変わっていくということも事実だろう。

反対に、人工知能にのっとられない職業として考えられているのが、こちらの職業。
将来、人工知能にのっとられない職業14選+44| IDEASITY

販売員やセールスマンは本当になくなる?

ペッパー
Softbank World2015で見たペッパーはセールスも一応できる

ランキングを見ると分かるが、機械に取って代わられる仕事ランキングの1位は小売店販売員だそうだ。セールスマンも4位に入っている。

セールス関連はそうそう機械に取って代わられるとは思えないのだが、ネットでの買い物が増えるという観点を考えると納得がいくと思える。eコマースの使い勝手がもっとよくなれば、今よりもオンラインで買物をする機会は増えるだろうから、その分、店頭での販売員は不要になるので。この場合、機械というか単にネットの変化ではあるが。

ネットを考えない、対面での販売はまだまだ機械では無理そうには思えるが、先日、SoftBank World2015に行ってペッパーを実際に見てきたところ、まだまだ無理はあるものの、機械が対面で何を売ることも視野に入れておく必要はありそうだな、とは思えた。

ちなみに、そのときの孫正義さんの基調講演のまとめはこちら。
SoftBank World2015SoftBank World2015、孫正義氏の講演まとめ| IDEASITY

ソフトバンクのペッパーを目の前で見て

Softbank World 2015の時点では、ペッパーには売る機能が一応は搭載されているレベル。何かを売ることは可能になっているが、さすがにまだまだ無理はある。面白半分で買う人はいるかもしれないが、パッと見る限り自動販売機に毛が生えた程度かと思える。SoftBank World 2016のPepperは多言語化されていて、インバウンド向けに活用されているなんて話もあった。

それに日本の場合、これから10~20年となると高齢者がもっと増えるだろうから、機械でどれだけ代替できるかは疑問だ。

もっとも、機械もどんどん改善されていくだろうし、ペッパーは現段階ですでに、その場でネットから情報を引っ張ってきて、自己学習できて勝手に賢くなっていくので、どうなるかなんてことは分からない。

公務員の仕事も機械・人工知能に“奪われる”

ところで、13位に入っている「中央官庁職員など上級公務員」というのは興味深い。安定しているからという理由で公務員になった人は、ドキッとしそうなランキングだ。

きっちり決めたことを守る機械なら年金機構の個人情報流出のような事件も防げるし、無駄な建物も作らないだろうし、横領も不正も起こらないだろうから非当事者としては歓迎である。

そもそも機械でやれることをわざわざ人がやる必要はないし、たいていの人がやりたくないと思えるような仕事を機械にやってもらえたら社会的にはプラスになると思える。そう考えると、社会的にはプラスになるはずなのに“奪う”という表現はおかしく思える。

機械より人間のほうが良い仕事をするなら是非とも明け渡そうではないかと思う。そもそも、仕事というのは価値を与えてこそのものだし。そして、もっとクリエイティブなことに目を向けるようにしたらいい。誰かの経済的な安定のために仕事があるのではない。

すでに人工知能が人の代わりになり始めている

人工知能はディープラーニングの技術によって急速に発展しいるそうで、すでに人の代わりになっている分野が登場してきている。今後、ますます増えるだろうなと思える。

顧客サポートの1/3を人工知能でカバーし6.5人分の省人化に成功

こちらにも書いたとおり、顧客サポートの一部を人工知能に置き換えたところ、6.5人分の省人化となったそうだ。2016年の5月時点で全問い合わせの1/3を人工知能が担っているようだ。
ついに人工知能が人の仕事を“奪い”始めた

人工知能の弁護士が誕生

アメリカのBakerHostetlerという大手法律事務所が人工知能から法律のアドバイスをしてもらうことにしたようだ。ひとことで法律といっても様々な分野があるわけだが、破産に関する法律がメインとなるそうだ。なので、正確には弁護士が人工知能弁護士というわけではないのかもしれないが、弁護士の知識を持った人工知能ではあるので、人工知能の弁護士といっても差し支えないだろう。

ROSSという会社の開発したIBMのワトソンをベースとした人工知能を使うとのこと。詳細はROSSのプレスリリースの記事をどうぞ(英語)。

ある人材マッチング企業の50%が人工知能によるもの

SoftBank World 2016の基調講演でIBMのワトソンの話があり、人工知能(IBMのワトソン)を使って成果が上がっている事例をいくつか紹介してくれていた。その中で、フォーラムエンジニアリングというエンジニアの人材マッチングをしている開始の事例が発表された。

フォーラムエンジニアリングの代表者によると、人工知能によるマッチングが全体の50%を超えたそうだ。

なお、SoftBank World 2016の内容はこちら。ARMの買収理由など、孫さんが何を考えどう動いていくかが分かる。
ソフトバンク孫さんはどう時代を読んでいるのか?SoftBank World2016で明らかになったARM買収の答え

人工知能による資産運用・投資

他の人工知能(AI)という表現を使っている投資関連のサービスはcapitalicoというところ。

ちみなに、詳しい人ならTHEOやSMART FOLIO、8Now!といったサービスがあるではないか、と思うかもしれない。しかし、これらはロボ・アドバイザーという表現になっていて公式サイトを見ても人工知能という言葉はひとことも出てこない(2016年7月現在)。

ロボも人工知能も同じでは?と思うかもしれないが、アルゴリズムでトレードする手法は昔からあるわけで、ここのところ注目されている人工知能とは違うように思えるからだ。今、人工知能といったらディープラーニングによって自己学習して成長していくものを指すのが普通のはず。少なくとも、ソフトバンクのペッパーやIBMのワトソンはディープラーニングで自己学習していく人工知能だ。

考えすぎで実は同じなのかもしれないが、それならキーワードとして人工知能という言葉を使わない手はないはず。人工知能という時流のキーワードを使わないのは、何かしら理由があるのでは?と思える。普通の感覚を持っていたら人工知能を使っているなら堂々と人工知能と言うはずだ。capitalicoは人工知能という言葉を使っているわけだし。

ただ、capitalicoは、エントリーのタイミングを通知するものであり、人間の投資を後押しするものであって資産運用を任せるものではない。なので、THEOなどとは違った位置づけではあり、同列で比較することはできない。

ということで、結局、どうなのかよく分からない……ということになるが、いずれにしても、これから人工知能がどんどん入ってくることには違いはなさそうだ。

人工知能による与信判定

人工知能による与信、AIレンディングのj.Score
画像はJ.Scoreのページから

2017年9月25日から貸金業者も人工知能を使ったサービスを展開し始めた。それが、みずほとソフトバンクが設立したJ.Scoreだ。2017年の11月のある日、電車に乗っていたらITレンディングという広告がドーンと表示されていた。

J.Scoreのサイトにはみずほ、ソフトバンクの利用者はより便利に使えるとあるので、利用実績を与信判定に使うということが分かる。データをどこまで使っていいのか分からないが、もし使っていい規定になっているなら(今、そうなっていなくても、後から変更されることは十分にありえる)、給料振込みにみずほが使われていたら会社員の人ならたいていは年収まで分かってしまうわけだ。カード払いなどでどれくらい使うかも分かりそうだし、当然、貯蓄額も分かる。

ちなみに、お店などでも使われているクレジットカード決済の代行会社であるSquareは、カード利用のデータから店の売上などがある程度、推測できる。これを利用して、店に対しての与信判定に使うなんて話もある。実際、こちらのSquare Is Becoming a Bankという記事によると、すでにスモールビジネスのオーナーに貸付をしているとのこと。

銀行業に進出するようなこともこちらのWall Street Journal記事、Jack Dorsey’s Square Makes a Move Into Bankingには書かれていたようだ(サインインしないと記事は読めないので、中身までは読んでいない。内容はタイトルと他の記事の情報から判断)。

人工知能のアナウンサー

2017年の7月からはエフエム和歌山にて人工知能のアナウンサーが登場している。以下の記事では、実際に無料で人工知能を使ってみた結果も載せてみた。今やとても簡単に無料でも人工知能が使えるようになっている。
今や人工知能を誰もが格安で使えるようになり、AIアナウンサーが月給約80円で“雇える”ように

ベーシックインカムがあれば、働かなくても暮らしていける社会に

ベーシックインカムとは生活に必要なお金が支給される仕組みだ。

そんなことをしたら、全員怠けるんじゃ?なんて思っていたが、ことはそう単純ではなさそうだ。

カナダで行なわれたベーシックインカムの実験

カナダで行なわれたベーシックインカムの実験

かつて1974年から1979年にわたってカナダのマニトバ州ドーフィンという街で実験が行なわれたそうだ。政権交代によって途中で実験は頓挫してしまい、結論は出ていないが、5年で誰も働かなくなってしまった……なんてことにはならなかったようだ。

最近、オランダのユトレヒトという都市で、2016年1月からベーシックインカムの実験をするというニュースがあった。ただ、住民全員に支給されるわけではなく社会福祉を受けている人に限って支給されるようなので、条件は変わるが、どうなるか興味深い。

ベーシックインカムが実現したら、無理にイヤなことをして働く必要はなくなるんじゃないかと思う。非現実的な制度と思うかもしれないが、実験までしているということは、本当に実現される可能性はゼロではない。

スイスで行なわれたベーシックインカムの国民投票は76.9%が反対

2016年6月5日。スイスでベーシックインカムの是非を問う国民投票が行なわれた。どうなるのか興味津々で結果を楽しみにしていた。結果は反対が76.9%となり、否決されたようだ。

働かなくなるよね、とかそんな財源はないとか、はたまたベーシックインカム目当ての移民が増えるとか、いろいろと理由はあったようだ。

ベーシックインカムがあったら好きなことが見えてくるかも

もし、あなたが好きなことが何だか分からないというのなら、ベーシックインカムがあったとしたら何をする?ということを考えてみるといいように思える。

よく、お金の制約を考えずにやりたいことを書き出せなんて言われるが、非現実的すぎてイメージできない……という人はいるはずだろうから。

そんな人も、ほんの少しだけ現実味のあるベーシックインカムという制度があると想定してみたら考えやすいように思える。

人工知能時代に自分の仕事はこう変えていくといい

人工知能がどんどん活用されるようになることは、もう避けることはできない。というかどんどん使って便利にしたらいいと思うのだけれど、政府も第4次産業革命と捉えているのが今の時代の変化。蒸気機関、電気、情報と来て今度は人工知能やIoTが時代を変えていくと言われているわけだ。

便利になるのは間違いなさそうだが、これまでの変化で失う職があったように、これからの変化で失う職も出てくるのは仕方のないこと。今やタイプライターを打つ人なんていらないし、駅で切符を切る人も不要。一方で、増える職業も出てくるはずだ。余った分の人的リソースを今まで以上にきめ細かいサービスに割くとか。

重要なのは人知能で何ができて何ができないのか? ということを知った上で、必要になると予想できる仕事というものを想定して自分が変わっていくことだろうと思える。そのために役立つのがこちら。
人工知能時代に自分の仕事はこう変えていくといい。2020年人工知能時代僕たちの幸せな働き方(藤野貴教著)のまとめ

2020年なんてもうすぐなのに本当に人工知能時代だなんて言えるの? なんて思う人はその理由も書いているので読んでいただくといいと思う。もちろん、確実なことは誰にも分からないので、どうなるかなんて不確定だけれども。

まとめ

機械に奪われるという表現は、マイナスな印象があるが、機械が価値をどんどん提供してくれるなら、そもそもやりたくもないことをやらなくてもいいようになるとも考えられる。例えば、洗濯板から洗濯機になり、洗濯機も二層式から全自動になり、乾燥までしてくれるようになっていて、今や畳んでくれる洗濯機すら出てきているわけだが、このようにやりたくないことを機械にやってもらえたら、嬉しいはず。

だからマイナスばかりではないのは当然のこと。それに、機械が価値を生み出してくれるなら、ベーシックインカムも現実味があるかもしれない。

収入のあてがなくなる人にとっては怖いことかもしれないが、そもそも職の安定なんてものを考えない方がいいように思える。今後、時代がどんなに変わったとしても絶対にハズレがないのは、どんな価値を人に与えられるか?だと思うので、この職業や会社が安定、あの職業や会社は不安定という視点ではなく、自分がいつでも価値を与えられる人間でいることが最大の安定だという視点が必要だなと思える 。

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