起業したけいどアイデア、ネタがない? それならこんなビジネスもあることは知っておいたほうがいい
起業したいけど、ビジネスアイデアがない。何をネタにして起業したらいいか分からない。これまで個人起業に関して1500人くらいの人の支援をしてきたなかで、そうした人がとても多いのは実感している。
「起業には画期的なアイデアやすごい商品やサービスがないといけない。でも、自分にはそんなのは思いつかない」なんて思っていると、先に進まない。
そんなときには、世の中にはこんなのがビジネスとしてあるのか……というのを知るのことは有効な手段の1つ。
ということで、こんなので起業したのか……とかこんな商品・サービスがあるのか……と思えるようなのをピックアップした。ここでは食べ物に着目していくつかの事例をまとめてみた。
飲食店や食べ物屋といった一般的なビジネスではなく、ちょっと変わった使い方をするビジネスアイデア。
具体的には食べられる緩衝材とか、食べられる名刺、変わったジャガイモを贈る(送りつける)、チーズのフリーランサーなど。
単純に楽しいとか面白いとかでもいいのだけれど、こんなのでも(といったら失礼だが……)、ビジネスになるのか! と思ってもらえたらいいかと思う。
ビジネスを始めるということは思ったよりも難しくないとか、こんな可能性もあるのか……となればビジネスを始めやすくなるかもしれないので。
目次
食べられる緩衝材
先日話題になって知った食べられる緩衝材。なんとポップコーンでできている。高知県のあぜち食品という会社がつくっている。
ダンボールを開けたらポップコーンが緩衝材になっていたら驚きだし新鮮だ。よく思い付くなと思える。こんなのが来たらSNSに投稿したくなるようにも思える。SNSでなくても誰かに話したくはなるだろう。
しかも、ポップコーンは原価も安いし長持ちする。もちろんつくるのが楽なわけではないだろうし簡単に儲かるビジネスということもないのだけれど。
食べられることもある名刺
今度は名刺。食べられることもある、というわかりにくい表現にしているのは食べれらるのと食べられるないのとがあるから。
変わった名刺はたくさんある
- ビーフジャーキー名刺
- フォーチュンクッキー、マシュマロ、せんべいなどのお菓子の名刺
- ガム名刺
ビーフジャーキー名刺
こちらのハフィントンポストの記事によると1年は食べられるようだ。だが、食べることは非推奨のようだ。
Once finished with the laser treatment, the cards should be edible for up to one year, but Thompson doesn’t recommend taking a bite out of his business.
“The jerky is not intended to be eaten. It’s a novelty,” he told TIME.
The Smell Of Success: Beef Jerky Business Cards
フォーチュンクッキー、マシュマロ、せんべいなどのお菓子の名刺
Etsyのサイトより
フォーチュンクッキー名刺は専用のサイトがあったようだが、今はなくなってしまった。ただ、Etsyでは売られているので変えなくはない。といっても、名刺というか名刺にもできるといったほうがよさそうだが。
フォーチュンクッキーでなくても長方形のクッキーに印字した名刺もあるし、マシュマロやせんべいもある。マシュマロももう販売してなさそうだが、いろいろとやるもの。
ガム名刺(食べられないが……)
SOCIAL GUMというガムの名刺がある。ただ、こちらはガム風の名刺であって食べられる名刺ではない。ということでお菓子の名刺というかお菓子風の名刺。紙面が限られるということもあってソーシャルメディアのアカウントを載せるのがメイン。
ずっと食べられる名刺かと思っていたら違った……。クラウドファンディングでも募集していたが、そこまで集まったわけではなかった。この記事を書いている時点ではまだ取り扱いはある。
チーズ彫刻職人
チーズの彫刻を作るフリーランサーSarah Kaufmann。Sarahさんはアメリカの女性。チーズ彫刻は1996年から初めたそうだ。
上記の動画はチーズで映画のキャラクターをつくって映画のストーリーに沿って溶かしている笑
記事によっては普通に食べられるチーズを使っているという書かれ方をしていることもあるようなので、必ずしも無駄になるわけではないものと思う。
ジャガイモにメッセージを書いて送る「ポテトパーセル(Potato Paercel)」
こうした食べ物を使った変わったビジネスというのは他にもあって、こちらの記事で書いたポテトパーセルなんかはすごい。これでよくビジネスが成り立つなと思えるという意味で笑 すぐに出てなくなるようなビジネスにも思えなくないが、この記事を書いている時点でもしっかりと続いている。
変わったジャガイモをビジネスにして月に100万円の利益にした若者
ある日、突如、変わったジャガイモが家に贈られてきた。こんな経験をしたアメリカ人が何人もいる。彼らの家に届けられたジャガイモは一見すると普通のジャガイモ。だが、表面を見ると何やら文字が書かれている。
まとめ
ということで食べ物をちょっと違う用途で商品にした変わった商品やビジネス。
途中で終わってしまった事業もあるけれども、意外なものが売れることもある。Potato Paercelのようにジャガイモに文字を書いて贈るというのがビジネスになってしまうわけだから。
ところで、足立区で給食センターから長靴を盗んだとして逮捕された人がいた。この人は誰かが履いた後の長靴のニオイが好きなんだそうだ。個人的にはまったく理解できないのだけれど……。
盗むほど欲しいのなら売れば買ってくれるかもしれない。靴でなくてもニオイさえあればいいので、ニオイを定期購入できるサブスクリプションビジネスがあれば、商品ラインナップを増やせるのか? なんて思ってしまった。やりたいかやりたくないかはあるけれども。
人のニーズって本当にさまざま。
その他の変わったビジネス、面白い起業アイデアなどはこちら。
世の中広いものでいろんなアイデアを思いつく人がいるもの。そして、そのアイデアをもとに新しいビジネスが生まれている。例えば、他人の怒りをビジネスのネタにしたANGER ROOMというサービス。 怒り狂った人が喜んでお金を払うという変わったサービスだ。起こっているのに喜んでというのは変だけれど……。
“不便益”という概念がある。不便益システム研究所によると、 不・便益ではありません。不便の益 (benefit of inconvienience) です。 不便で良かったこと、ありませんか? 引用:不便益システム研究所
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